次の日

「またいる」

「今日こそ飛ぼうって思って」

「へー、私さ、翼に会って変わったよね」

「そう?でも、あのときと違うのはわかる」

「そうなんだ。私、翼にあってからボカロオタになって、漫画も好きになって、いつも「変なのw」って思ってたけど、考えれば私だって後々こうなったんだよね。マイナーなもん聞いて、読んで、楽しかった」

「そうだね」

「あれから占いも信じ始めちゃったし」

「へー、そうだったんだ。」

「だからね、もし、翼が飛び降りるんなら私が先に飛び降りることにした。」

「え?」

「今日こそ「だめだよ」とか、言うと思った?」

「そんなことはないけど、」

「もしかしてこいつバカだって思った?」

そう言ってるとき翼のスマホから通知音がなった。

「あ、」

「え?何?」

「〇〇さんが明日新曲あげるって」

「ええっ!って、なんでこんな時もトイッターみてんの。もう明日これ見ないと飛べないね」

「うん」

「じゃあ今日はやめとこ」

「だね」

「あ、明日はちゃんとガスとか消してきてね」

「うん、わかった。」

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