第3話

■■■■■■■■■■■■■■■



「ふぅ~、ちょっと暑いけど今日も世界は平和ダピ~」


 ボクの名前はダピル。愛くるしいネコ型AIダピ。

 今はいつものようにパトロールがてら空をふわふわ漂い中ダピ。


 辺りを見渡すと綺麗な海。


 そして、下を見下ろすと今拠点としている大型有人島の素晴島(すばらしじま)。

 人口は約100万人もいて、インフラや各種施設も充実している。この島だけで一生を過ごすのに何ら苦労はいらないほどらしいピ。

 ダピルの住んでいた世界にも、こんな素晴らしいところがあったピか?


 でも、こんな素晴らしい島にも脅威が迫ってるピ。

 何としてでも奴らの手からこの島を……この世界を守らないといけないピ。

 もうあんな悲しい思いをしたくないから……。


「って言っても、彼女たちに頑張ってもらったおかげか、ここ1年、奴らは現れてないけどねぇ~。ピッ、ピッ、ピッ」


 余裕の笑みを浮かべていたそのとき————


「なんだピ?」


 久しぶりに感じた身の毛がよだつ感覚。


 これは……!


「まさか……奴らが現れたピ……? それに、もう一つのこの反応は……! 急いで確認しないとダピ~!」



■■■■■■■■■■■■■■■

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る