第3話
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「ふぅ~、ちょっと暑いけど今日も世界は平和ダピ~」
ボクの名前はダピル。愛くるしいネコ型AIダピ。
今はいつものようにパトロールがてら空をふわふわ漂い中ダピ。
辺りを見渡すと綺麗な海。
そして、下を見下ろすと今拠点としている大型有人島の素晴島(すばらしじま)。
人口は約100万人もいて、インフラや各種施設も充実している。この島だけで一生を過ごすのに何ら苦労はいらないほどらしいピ。
ダピルの住んでいた世界にも、こんな素晴らしいところがあったピか?
でも、こんな素晴らしい島にも脅威が迫ってるピ。
何としてでも奴らの手からこの島を……この世界を守らないといけないピ。
もうあんな悲しい思いをしたくないから……。
「って言っても、彼女たちに頑張ってもらったおかげか、ここ1年、奴らは現れてないけどねぇ~。ピッ、ピッ、ピッ」
余裕の笑みを浮かべていたそのとき————
「なんだピ?」
久しぶりに感じた身の毛がよだつ感覚。
これは……!
「まさか……奴らが現れたピ……? それに、もう一つのこの反応は……! 急いで確認しないとダピ~!」
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