前のエピソード――229 普通の大人でいるファッション

　こんにちは。

　なんだか生野菜と果物しか美味しく感じない今日この頃。今日は家でとれたイチジクを食べてしのぎました。

　そんなところに友達がマンゴーと島バナナを送ってくれて（泣）有り難い！はやく島バナナ食べ頃にならないかなぁ～

　母親もどうやら味覚障害が徐々に良くなっているようで、甘味が分かるようになったようなのだけど、私と同じく塩味ばかり強く感じる症状に移行しているみたいです。これって、もしかしたら、味覚障害が治る最終ステージなのかもしれないですね……

　何にしろ、母親が何を食べても味が無いか苦いかの二択状態から抜け出せてよかった。地獄ですからね、ほんと。

　昨日の洋服の話ですが、あの後も色々考えていて、思えば私は軍服だけは着ないように気を付けているという事を思い出しました。

　昔、祖父に言われたから。デッドストックの（多分）ロシアの軍服を防寒着として着ていて（薄いのに暖かいのです……）祖父に姿を見て心臓が止まるかと思った、と言われたから。また戦争が始まって、敵が殺しにやって来たのかと思ったらしい。

　祖父は海軍で潜水艦に乗っていたらしいのだけど、亡くなるまで毎晩寝言で起床ラッパを大声で歌うくらいには、その時代がこびり付いて離れない人だったから、本当に怖かったのでしょう。普段は戦争の話なんて一つもしない人だったのだけれど。

　だから着ているだけで深く傷つく人がいるかもしれない軍服だけは、この先着ないと決めている。

　もうそういう時代を知っている方々は少なくなってしまっているんでしょうね。それでも着ない。

　ところで今日テレビをつけると、K国で渦中の宗教団体の人たちがデモをしているのが映っていたのだけれど、一体どういう趣旨で、どういう立場の人たちが、どっち側の主張をしているのか全く分からなかった。

　教団から脱退できない人たちがデモしているの？教団に家族を取られた人たちがデモしているの？教団が自己弁護の主張をしているの？と。

「拉致監禁許すな」「普遍的人権、信仰の自由を尊重せよ」「拉致監禁ビジネスを許してはいけない」とか、そりゃそうだ。当たり前だ。と思うプラカードを掲げていているし。

　よくよく話を聞いたり「教団に対するヘイトスピーチをやめよ」と書いてあるのを見て、あーそっちなのね。と思ったけれど。

　特大ブーメランなのを認識していないんだろうなぁ。信仰が自由なら、洗脳を解かれてフラットな状態で改宗したとしても自由なんだよねぇ。洗脳を解かれないようにしないと、維持できない信仰心というのは宗教では無くて洗脳と依存。

　認識がそもそも根本からずれているから、どうしようもないなぁ。

　教団の人たち以外は、K国の人たちも興味が無さそうだったけれど……最近見たインタビューで、政治の力を強くする為に日本に対するヘイトを利用するのは、もう時代に合わないと言っている人が結構いるみたいだし、傍観と言った感じなのでしょうか。

　ほんと、国や人種を差別したり、歴史や文化を馬鹿にしたり、都合のいいように嘘を付いたりして良い時代では無くなったのです。世界中でそうなればいいなぁと思う。宗教のいざこざとかも無く。闘争心や憎しみを助長させようとする国は、はやく改心してほしい。今を生きる人たちはみんな賢くなっているに。人は考える生き物だから。

　それにしてもなぁ……タイムラインに流れ込んでくるのが「考えるのを止めた人たちに苦しめられた二世」の情報で、日々考えさせられてしまうなぁ。

　A国もなんだかキナ臭いし。

　ユニバース25という実験を知ったのだけど、ネズミが快適な環境でどのような社会を作るかの実験。最終的に格差が生まれ、なんやかんやで最終的に他者とのかかわりを持たない引きこもりだけになり、子供が生まれず高齢化して消滅してしまうという怖い実験。

　今の日本はコレだと思うのだけれど、世界は争いを起こして楽園では無い状態で繁栄をとどめようと言うのだろうか。

　……まぁユニバース25における引きこもりポジに居る私が言うのもおかしな話なのですが。健康な世界になって欲しいなぁ、ほんと。