項羽と籍

第121話 覇王妃と伯母上さま？ 母上さま？ また御対面（14）

　特にこの数日間は、覇王妃さまの妖力、魔力。どちらの能力、力なのかわからないのだが？

　妖艶な覇王妃先生が、この屋敷──。この部屋で眠る若人達へと愛の睡眠学習、教育ではなくて。（笑）

　睡眠『オネム、ネム、ネムネム』魔法のお力の陰で、拍殿と梁さまの二人に対して百戦錬磨の強者と化して、『よっしゃぁあああ～！　やりい～！』と、勝利の雄叫びとダンス──。舞と言う奴を優艶に籍へと踊ってみては、彼女の王さまを歓喜──喜ばせている状態……。

　そう、拍殿や梁さまに負けずに、己の主を独占──。夜明けまで二人仲良く妖艶、官能的な舞を披露して、会話、戯れている癖に、というか？　立場なのに。

　覇王妃さまは、己のことを棚上げ、ついついと我を忘れて掛敷布団の中身の綿や羽が完全に出終えるまで暴れるのだ。