『LEG-EARTH』設定
○タイトル
『LEGーEARTH(レグアース)』
○ジャンル
SF ポストアポカリプス
○テーマ
人型兵器と出会い、現状を打開する。
○コンセプト
・男性主人公
・舞台は文明が破壊された未来の地球
・人型兵器「レガース」を発見する
・主人公が謎の組織(軍)に追われる
・レガースに乗って逃亡した先で、レジスタンスに会う。
・世界の真実を知る(予定)
○ストーリー
人類は地球外生命体との戦争に敗北した。文明は破壊され、大地や焼き尽くされた。地球上のあちこちに戦争時の兵器のスクラップが放棄されており、汚染も進んでいたことから、地球外生命体は地球を侵略せずに去っていった。
生き残った人類は、その数を大きく減らしながらも、なんとか地球で暮らしていた。砂漠化が進み、人間の住める場所も限られていたが、スクラップからエネルギーを得て、少しずつ失われた文明を取り戻そうと必死にもがいていた。
それから50年。人類は地球外生命体の存在すら忘れて、今を必死に暮らすようになっていた。
ゲイン・ロックフォードは、兵器のスクラップを解体・利用してエネルギーや素材を取り出すスクラップ技師という職業に就いていた。一攫千金も夢ではないが、大抵は忙しい割に稼ぎは少ない仕事に不満を漏らしつつオンボロの車を走らせていた。
向かった先は、廃棄された宇宙戦艦だった。その土地は最近まで汚染がひどかったが、やっと最近になって短時間の滞在なら問題ないほどまでに改善された土地だった。
戦艦は他の技師に荒らされた形跡はなかった。
一攫千金のチャンスと思ったゲインは扉を爆破し、内部へと入り込んだ。車に積めるだけの物資を積んだゲインは、格納庫へと向かった。
武器・弾薬は街の自警団が喜んで買う。それを知っていたゲインは武器を物色しようとして入った先で、一機のレガースを見つけた。
戦争時、地球軍の秘策として開発された人型兵器「レガース」は、地上に降りた地球外生命体と激しい戦闘を繰り広げた。
全長5メートルの兵器は数万機が実戦投入されたとされるが、そのほとんどが破損しており、損傷していないレガースも技師たちがパーツをあっという間に採り尽くしてしまう。
彼の目の前にレガースは、どのパーツも破損しておらず、部品を採られた形跡もないどころか新品同様で、一度も実戦投入した様子もなかった。
レガースのパーツは特によく売れる。値段も高いし、買い手もすぐに見つかる。ましてそれが新品同様のレガースとなれば、いくらの値段がつくかわからない。
期待に胸を膨らませながら、ゲインはコックピットに乗り込み、レガースを操縦して戦艦の外に出る。
レガースで車を引きずりながら街へ移動していたゲインに、複数のレガースが襲いかかる。
投降を促すこともなく、突然発砲されたゲインに少女の声が聞こえ、秘められていたレガースの力が解放された。
○解説
かつてプロレスにUWFという団体があり、UWFの本を読んでいる時に、選手が付けている”脛当て”のことが書いてありました。蹴りを使う選手は双方のダメージ軽減のため、脛当てを着用が義務づけられ、UWFが解散したあともUWF出身選手は脛当てを付けていました。
その脛当てがレガースです。当初はシューティングレガースとも呼ばれていたそうです。
レガース、という言葉の響きが気に入り、なにかの名前に付けられないか、と考えていたところ、LEG-ERATH(レッグ・アース)という単語を思い浮かびました。縮めればレガースにできそうです。LEG-ERATHに「大地を歩く」という意味を(やや強引ですが)付け加えたことで人型兵器のイメージが湧き、ストーリーの序盤を作りました。
ただ、勢いで作ったせいかストーリーの練り込みは甘く、なんとなくどこかで見聞きしたことのある「既視感のあるストーリー」になってしまっています。
いろんな名作のパッチワークのような感じになってしまい、このままでは作品として発表するのは厳しいと思ったので、執筆を止めてストックしてあります。
創作とは、たった1つの単語から連想できる、ということを改めて知りましたが、同時に思いつきの貧困さを思い知る結果にもなりました。
アイディアを活かしながら、さまざまな資料を参照して作品世界を固めていければ、既視感はとれていくんじゃないかと思います。
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