第6話 私、あなた、友達、おーけー?
そうして学級委員くんが尊い犠牲と成って、教室中がヲタク特有の早口だけで満ちた時、そいつは来た
古風なガラガラとい音を立てながら、この領域に踏み込んできた奴
そう、そいつは学年史上最大のッ...................
☆☆★☆☆
「えっ?あれっ?知刀先生いないの?」
ガラガラと音を立てて教室の後ろから入ってきたのは、一人の若い女の先生。
肩のあたりで切りそろえられた黒髪に縁の細い丸メガネを付けた先生。
その先生は俺の横を通って、教壇へ向かう。
そしてすごい形相で、教壇においてあったなんかすごいPC(語彙力皆無)を高速でタイピングを始めた。
「嘘ぉん、またすっぽかしやがったなあいつ。いつ背中刺してやろうかこんちきしょう。」
おっと、急に空を仰いで物騒なこと言ったよこの人
それに言った直後からあ、ヤッベみたいな顔してるし
「あーごめんごめん。私、
ふんふん、なるほどなるほど
「残念ながらあなた達の担任である知刀先生がすっぽかしたから、私が変わりにHRを担当するわね。あ、後で知刀先生か過去の自分シバき散らかしたいって人は言ってね、鞭貸したげるよ。」
ほうほう、いやちょい待て待て待て待て
急に問題発言してくれたぞこの人
鞭ってなんだなんだ
もしかしてそういうご趣味お有りの人?
生徒に何させようとしてんだよ
「はいじゃぁ皆さん、右上の人から順に自己紹介してって。あ、これ出席番号は名前順じゃなくて入試の成績順ね。一番うしろの人は人権を死守しといてねー
あじゃ名前と趣味と性癖と腐ってるか姫ってるか、最後に
腐ってる人、姫ってる人、恥ずかしがらないで出てこようねー
お姉さんいい同人誌貸したげるよー」
これまた問題発言したぞこの人
人権を死守とは?
性癖って絶対自己紹介で言うようなもんじゃねぇぞおいおい
そしてしれっと布教しようとすんなよ
てかそれだと俺このクラスで4番目の、、、?
えもしかしてヤッター?
ひあっふぅい
やったね
俺もしかして頭いい?
やったね
ひあっふぅい
うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい
「
(私としましては少し手のかかる赤ちゃんじみたところのあるショタジジイが好きです。ショタ要素しか無いショタジジイが好きです。ショタが好きです。涙で潤んだ瞳で少し赤くなりながら上目遣いされたらイチコロです。ロリも好きです。)
腐っても姫ってもいます。寝ているときは緊急時以外起こさないでください。」
うううーーーん、濃い
寝ているお嬢様の代わりにメイドさんが喋ってるし
メイドさんも性癖こぼしちゃってるし
性癖こじれてるし
うん、濃い
てか、姫路って、たしかあの大手企業のCEO兼総理大臣の親戚じゃなかったっけ?
ガチモンのお嬢様かな?
てか、一番最初の自己紹介こんなに濃くて大丈夫?
みんなシーンとしてるか崇め奉ってる(?)かの2択しかいないし
ちおっとこのクラス不安になってきたなぁ
「はいじゃあ次の人ねー」
あ、真面目に聞いとくか
まだ絶望していない内に
「
えちょっとまって、この子さっきの猫耳ショタじゃん
てかさっきのとコントラスト激しくてめちゃくちゃいい子にしか見えないんだけど
猫と雀と遊ぶって、
猫と雀と遊ぶって、
可愛いかよ
ほら、教室のお姉様方が目と耳を負傷なさって、台パンしながら尊い、尊いって叫んでるじゃない
メイドさんも隠せてないくらいにチラチラ後ろ見てんじゃん
――――――――――――――――――――――――
長いので一旦切ります
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