第7話 高校生デビュー、な、のか、、、?
猫耳ショタ(俺は別に性癖なんて拗らせてないんでそこんとこヨロシク)の自己紹介で数名の軽・重症者が発覚したものの、まぁ、あれだ、もうすぐで俺の番になってしまう
確かにその俺も中学生デビューで失敗した身でもあるからほら高校生デビューしたいわけで?
んでもって自己紹介で失敗してはいけないわけで?
つまり、俺はまだ自己紹介で何を言うか決めていないんだ
よし、次の人というより俺の一つ前の人のやつ聞きながら考えるか
絶対突っ込むなよ俺(フラグ)
あ、やべッッッふらg
「やばいカメラ持ってくんの忘れたしっかりしろよ私ぃ。
じゃなくてあそうそう、次の人ぉー。あ、私こっからちょっと心の整理してくるね」
「分かりましたわ。私、
ハーフみたいな名前だなー
見た目も銀髪だし、北欧系のハーフ?
「趣味はお琴と詩歌ですわ。」
おおう、正統派お嬢様だぁ
じゃなくて自己紹介考えなくきゃな
「性癖はよくわかりませんが少し抜けていて可愛げのある方が好きですわ。」
うん、まだ大丈夫
まだ大丈夫だぞ俺
最初は名前を名乗って、、、
「あと、殿方の首筋から鎖骨にかけてのラインに、ほんのりと、それでいて見えやすいように花を咲かせる口付けの跡。」
大丈夫だ何も考えるな俺、まだ行けるぞ俺、ふー落ち着けよ俺
次に趣味を言って、、、
「自身ではなく体にしか興味のない恋人にも心身ともに使えながら心をすり減らしていく青年と彼を影から恋い慕う友人、という設定が好きですわ。」
何も聞こえない聞こえない何も考えてない何も常識的に考えておかしいこと口走ってる人いないいない
最後に性h
「もちろん薔薇を嗜んでますわ。
この学び舎にいる殿方も遠慮なくいちゃついてもらってかまわなくてよ。いえ、いちゃついてくださいまし!是非是非!少し資料として写真を取らせてもらうこともありますが気にしないでくださいね。」
イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
やめて!ほんとにやめて!薄い本とか勝手に作らないで!
絶対学校裏の謎のお嬢様組織によって知らない間に出回ってるやつじゃん!
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
あの頃の悪夢が蘇っちゃうよ俺⁉やめてねほんと⁉
だいたい自己紹介でバリバリ性癖暴露すんじゃねーよおい⁉
先輩とかの死を持って学ばなかったのか⁉
性癖暴露はお家でやろうね?自室でやろうね?
じゃないと社会的に死を持って制裁を加えられちゃうんだよ?
もういやよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ(野太い声)
「おぉ我が同士よ!今度職員室来てね貸すよあんな本こんな本色々!
じゃあ次のどことなく幸薄さとシスコンが滲み出てる奴、お前だ!」
ゑ
「なんでバレじゃなくてはあああああ?失礼だな俺はシスコンじゃ、、、なくないけどッ!何なん?」
あああああああやっべどうしよ俺の高校生デビュー計画ぅぅぅぅ
「うるせえな黙れ小童、さっさと自己紹介しやがれ」
「あ、ハイ」
落ち着け俺、まだ挽回できるぞ
「
趣味は
性癖としては、まず薔薇は食えません。持論では百合は義務教育。美少女も好きです。ショタはまぁまぁです。見る専です。魔法少女って、、、、いいですよね。」
こんにちは高校生の俺。
さようなら俺の青春。
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