千年続く腐れ縁

柴田柴犬

千年続く腐れ縁

 3年くらい前、別の小説投稿サイトで執筆してすぐにお蔵入りにしていた作品です。

私の作品、『異世界科っ!』の原型にもなっているので、もしよかったらどうぞ。

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 ある日の昼下がり、ぽかぽかな陽気が心地よい小春日和となっている学校の屋上。そこで昼食後に襲った眠気に逆らうことなく、午後の授業の開始を知らせるチャイムまで惰眠を貪っている。


 いっそ、午後一発目の授業サボっちまうか……。どうせ古典なんて授業受けるまでもないからな……。


 その自分自身の脳内提案に逆らえずに、ゆっくりとまぶたを閉じて深い、マリアナ海溝よりも深く、深遠よりも真っ暗な夢の世界へと旅立とうとしていた。その瞬間……、


「なーにやってんのよ! あんたが授業サボると私が叱られるんだから、とっとと起きなさい! この馬鹿智也ともや!!」


「ぐあっ……!?」


 人様の隙だらけのどてっ腹を踏みつけて、俺をドリームランドより無理矢理引き吊り上げようとしている女の声が聞こえていた。腹から感じる衝撃に耐えながら嫌々目を開けると。


「これは夢か……。そうだな……、しましまぱんつが人間の言葉を話すはずがない! というわけで、もっと良い夢を見よう……。ぐう……」


「あんたは何を見てるのよ!? 人の下着ただ見しておいて、その態度!?」


「別に見たくて見たわけじゃないが? 俺の視界にぱんつが映っただけで、そんな起こし方したお前が悪い。和泉いずみ……、もっと優しく起こすとかできないのか?」


「あんたの場合……、それだと調子に乗って余計起きなくなるでしょうが!」


 さっきまでのやり取りで完全に目が冴えてしまったので、上半身のみを起こして俺を踏みつけた女を見上げている。あちらは不機嫌そうな顔をしていたが、逆らったところで午後の授業は参加決定なので、怠い体に鞭を打って奴と共に教室へと向かって行った。

 その途中で俺達が並んで歩いているのをいつもの光景とばかりに。


「よう、ご両人。旦那のお迎えか? 剣崎さんもお疲れだなあ」


「こいつが旦那とか……、冗談にもほどがあるわよ。どうしてそう見られてるの……」


「そりゃあ仕方ない。大体一緒にいるだろ? 家も隣同士で部活も同じ。ほっとくと授業サボりそうな智也をわざわざ迎えに行くくらいだからな」


 同じクラスの男子――まあ、こいつはギャルゲやエロゲでよくいる親友ポジっぽい奴だ。この高校に入学した頃から妙に馴れ馴れしくされて、今では軽口を言い合える間柄となっている。


「俺の至福の時間ひるねを無にされた恨みはどうなるんだ? 今日の昼寝は今日というこの瞬間にしかできないってのに……」


「まったく……、剣崎さんみたいな美少女に起こしてもらえるなんて、そこらの男子からすればよだれものだものだってのに

 ……」


 呆れたように返されたが、剣崎和泉は確かに見てくれは良い。クセの無いきめ細やかな長い黒髪に、透き通るよな色素の薄い白い肌。これでスタイルも良いのだから、初対面の男子は大体奴を一目見ると振り返ってしまうくらいの美少女でもある。その正体は俺に理不尽な態度を取る『妖怪踏みつけ女』だが。


「ほら……、さっさと教室に戻って。あと五分で授業始まるから!」


 和泉に背中を押される形で、自分の席に着いて数分後、古典の担当教諭が姿を現したので授業を受けることになった。


「いづれの御時にか、女御、更衣あまた候給ひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めき給ふありけり……」


 教諭がどっかの紫っぽい式部の物語を朗読している。この後に来ることと言ったら、大体お決まりだ。


「……では剣崎、ここの訳が分かるか?」


「はい……」


 昼休みに俺をふみふみしていた、彼奴がスッと立ち上がり教科書を手に取りながら。


「どの帝の御代であったか、女御や、更衣が大勢お仕え申し上げなさっていた中に、たいして重んじられる身分の家柄ではない女性で、とりわけ帝のご寵愛を受けていらっしゃっる方があった……。で良いですか?」


「うむ。よく予習してるな。正解だ。次は……、”朝夕の宮仕へにつけても、人の心をのみ動かし、恨みを負ふ積もりにやありけむ、いとあつしくなりゆき、もの心細げに里がちなるを、いよいよ飽かずあはれなるものに思ほして、” この部分だが……」


 さっきまで昼寝をしていたせいか眠い……。子守歌の様な朗読も俺の眠気を誘ってしまう……。


「ふわああああ……」


 思わず大あくびをしてしまったが、教諭はそれを見逃さなかった。それこそ、生贄はお前と言わんばかりの鋭い視線で、俺を指さし。


「余裕そうだな……。それならここの部分の訳くらい、簡単だろう? 南雲」


 少しばかり怒りが見え隠れしている教諭から指名を受けてしまった。立ち上がるのも面倒臭いが、あまり不遜な態度ばかり取ってはいけない。

 一応俺は学生なのだ。先生方の期待には応えなければならない。


「ええっと……。”帝がわたしの事ばっかり贔屓にするもんだからあ。そこらかしこの人達が騒ぎ立てて恨まれちゃったのよ……、くすん。そのうち、ストレスで体もメンタルやられちゃって実家に帰るのが多くなっちゃった……。そしたら帝がますます私を不憫に思っちゃって……” ってなとこで良いですか?」


 椅子から立ち上がった俺は、クラスの全員の記憶に残るような現代語訳を披露した。これは勉強なのだから、みんながきちんと覚えた方が、中間考査でも平均点が上がるはず。

 そんな俺の気遣いとは裏腹にクラス全体からドッと笑い声が木霊していた。


「訳としては合っているが……、もう少し真面目に授業を受ける気は無いのか……?」


「いやー、昼休みに昼寝を邪魔されたせいで眠くて……。気を付けるようにはします」


 それで和泉が一瞬、俺をキッと睨みつけた様な気がするが、そこは華麗に受け流して静かに席について授業の続きを真面目に教科書でウトウトしている顔を隠しながら、鋼の精神力を持って最後まで受講していた。











 その日の放課後、掃除当番だったのでその役目を遂行して、部活にでも行こうかと部室へ向かって廊下を歩いていた。


「そうそう、私、今日は薙刀部の練習試合の助っ人だから、ちょっと遅れるの。先生には言っておいて」


「へいへい、人気者は辛いですね。色んな部活に引っ張りだこで。対戦相手ふっ飛ばさない様に気を付けろよ? 馬鹿力」


「……首ねじ切ってやろうかしら?」


 和泉がにこやかーに恐ろしい事を言いだしていた。とはいえ、俺はこいつとどうこうする気は無い。


「俺は山に籠って、自分を磨くのが好きだったんだよ。人付き合いとか面倒臭すぎる……」


「あんただって、剣は出来るでしょ! 今のとは違うかもしれないけど」


 しかし、俺は剣道部に所属して汗を流すより本を読める文科系の部活に入り、文字を眺めながら夢を見るのが大好きな人間なのだ。

 そんなわけで、俺の嗜好を満たせる部活として、『歴史研究部』という普段は歴史書ばかりを読んでいる部に所属している。そして、目の前で言い合いをしている女もそうなのだ。最もこいつの場合、運動神経も良い上に、俺以外には愛想が良いので、色んな運動部――特に剣道や薙刀部の助っ人に呼ばれることが多い。


 和泉と別れて、俺にとって最高ひるねの時間が過ごせる部室へと顔を出した。まだ誰も来ておらず、これ幸いとばかりに適当な本を広げて顔の上にのせて、部室のソファーに寝転がっている。

 

 これで誰がどう見ても歴史の本を読んでいる学生そのものだ! 夕方までこのままで……。ぐう……。


 そんな俺の願いは簡単に踏み躙られることになる。


「まーた寝てる……。言っとくけど、うちは昼寝部じゃないのよ?」


「まあまあ、冴木君もあまり目くじらを立てずに。こうして来ているだけでもいいですから」


「うちの部活は幽霊部員が多いって公言しないで下さい!」


 ガラッと部室のドアを開けてその場へと現れたのは、どこかミステリアスな雰囲気を出しつつも砕けた態度をとるセミロングの女子高生――この部の部長、冴木ゆかり先輩。そして顧問であるメガネをかけて柔和な笑顔を向けている藤崎先生だ。


「部長、先生……、お疲れっす。和泉なら薙刀部の助っ人で遅れるとか言ってました」


「そうか……。君達に頼み事があったんだけどね。そこは彼女が来てからにしようか」


 ソファーから体を起こし先生に軽く挨拶した後で、部長のキツイ視線に耐えながら真面目に部活に取り組んでいた。とはいっても、ひたすら本を読んでレポートをまとめるだけなのだ。そんなのだから幽霊部員もそれなりにいるらしい。顔も見たことは無いが。


「失礼します。すいません、遅れました」


 一時間程経った頃、漸く和泉が到着。現状で部に顔を出している人間が全員揃った事になる。

 四人で会議用の机まで集まり……。


「南雲君、剣崎君。二人には今夜、ここまで行って欲しい」


「先生……、バイトですか? 割が良いんで構いませんけど」


「私も問題ありません。案件は?」


 先生が真剣な眼差しで、俺達を見詰めている。彼の口から出た言葉は……。


「その地区を騒がせているらしい。今のところ地域住民に被害が出ていないが、苦情が酷くてね。まあ、君達なら解決には難しくはないさ」


「いっつも思うんですけど……、先生ってどこからそんな依頼持ってくるんですか?」


 部長の言う通り、この先生も結構謎な人物だ。俺と和泉のガキの頃からの妙な体験にしても糸口を見つけた様な人なのだ。こんなのが高校の教員やってるって時点で何かがおかしい。


「そこは追々ね。じゃあ、頼むよ。報酬は弾むから」


 先生が俺達に微笑みながらお願いをしている。この笑顔と態度、柔らかいのだが逆らってはいけない何かを感じてしまうのだ。











 その夜、和泉と共に指定された場所へと向かっていた。そこは住宅街の中にあって、ポツンと孤立した様な雰囲気の無人の家屋。昼間の内に大家さんが鍵を開けてくれていたらしい。

 今回は、この家に住み着いてご近所さんに迷惑をかけている奴をどうにかするのが、先生から受けた依頼内容なのだが……。


「どこに居るんだか……。おーい、お客さんだぞー! さっさと顔見せろって!」


「あんたねえ……、どう考えても歓迎されてないでしょ? さっきから空気がおかしいもの」


「んなことは、お前に言われなくったって分かってるよ。俺としては、やるならやるで早く姿を現して欲しいだけだ」


 俺が面倒臭そうな態度を取っているのが気に食わないらしい隣の女は、呆れたようにしていた。屋内の一階の探索を終えて、二階のとある部屋に入った途端、何者かの怒りの混じった声が聞こえていた。


「……出て行け! ここから出て行け……! ここは誰にも渡さない……!!」


 そこにいたのは、腰ほどもある長い髪をなびかせ、前髪も禄に手入れしていない印象を受ける若い女性だった。そんななりなので、表情ははっきりとは分からない。そして彼女はそれだけでなく……。


「あんたか? ここらの人達困らせてるってのは? 理由があるなら聞いてやるから成仏してくれ。ここの近所から、すすり泣く声が聞こえるだの、奇声が聞こえるだので迷惑してんだ」


 目の前の女性は、所謂いわゆる幽霊と言う奴だ。今夜の依頼はこの幽霊さんをどうにかして欲しいとの内容だったのだ。


「ねえ? あなた……、もう自分が死んでいるのは分かってるでしょ? だったら、私達がちゃんと送ってあげるから、大人しくしてくれないかしら?」


 和泉がいつも俺に見せる態度とはかけ離れた、まるで淑女の様な雰囲気で幽霊さんの説得を試みている。俺的には、そんな説得でどうにかなるならこの幽霊はここに留まってはいないとの見解ではある。その予想は当たっていた様で。


「うるさい……! わたしは彼を待ってなきゃいけないの! その邪魔をしようとしてるから、ここに来る人達を追い返していただけ!」


「あー。その人だけどな。もうここに帰ってくることはないぞ? あんたの事なんて忘れてどっかで暮してるらしい」


「嘘よ! そんなのは嘘に決まってるわ!! 彼は必ず帰ってくるって言ったの! だからわたしは待ってなきゃ……!」


 幽霊は俺達を親の仇みたいな視線で睨みつけているが、先生から貰った資料によれば、この人は自分の彼氏をこの家で待っているうちに、病魔に侵されてそのまま帰らぬ人になってしまったらしい。ちなみに、その彼氏はとんでもない女ったらしで、いろんな女性をとっかえひっかえして遊びまわっているそうだ。


「ええっと……ですね? その方ですけど、あなたが亡くなっているのも知っていて、供養も毎日されているそうですから、この世にいても彼を悲しませるだけですよ?」


 和泉がどうにか穏便に事を済ませようと、嘘を交えながら説得を行っていたが、女性の幽霊はそんなのは関係ないとばかりに。


「あんた達みたいなのに何が分かるのよ! どうせそっちだって恋人でしょ! こんな夜更けにここに来るくらいだもの……。そんなのを見てるだけで忌々しい……!!」


 幽霊さんが怒りを露わにしながら、俺達を批判していた。それに対し、俺と和泉はそれを口にした当人の方を睨み、


「「誰がこんなのと恋人だ(よ)!!」」


 大声で彼女の予想を即座に否定した。


「……へっ!? だって……、こんな所に男女二人で――」


「うっせえぞ! この地縛霊が! むしろこの女と縁切れるなら今すぐ切りたいくらいだ! いっつもいっつも俺の前に立ちはだかりやがって……! 何の恨みがあるんだ!?」


 幽霊の狼狽えた声とは裏腹に俺が捲し立てると、和泉がこちらを睨みつけ。


「それはこっちのセリフよ! あんたこそ何なのよ!? 何が悲しくて生まれるたびに、あんたと関わらなきゃならないの!? これって何かの呪い!?」


「そ……その……、お二人は……、どういった御関係で……?」


 さっきまで俺達に敵意を向けていた幽霊が震えながら俺と和泉の関係を質問していた。


「簡単に言えば……、千年前からの腐れ縁だよ。そっから生まれ変わるたびに、何故かお互い顔を合わしてるんだ! 現代いまだってそうだ」


「ほんと何なのよ……。私、何か悪いことした!? 京の都でもそうだし、源平の頃もだし、戦国期でも明治でも!」


「お前が俺の前に来なきゃ解決だろうが! しかも今世は家まで隣同士と来たからな!」


 そう、俺達は子供の頃から見知った関係ではある。そして俺達は普通の人間が見えないモノが見えていた。幽霊もだが、一般的に妖怪とか言われるものもだ。

 高校に入学したばかりの頃、それを偶然聞きつけた藤崎先生が俺達の相談に乗ってくれて、その原因となっているが俺達の前世に関係しているのでは……。という事で、先生が退行催眠のような事をして、俺達の前世を思い出させてくれたまでは良かった。しかし……。


「このへっぽこ陰陽師! 師匠に比べたら大したことない癖に何よ!?」


「そっちこそ、源平の頃、女だてらに戦に出て何だったんだよ!? そのおかげで俺まで都に顔出す羽目になっちまったろうが!?」


 俺達二人がお互いを睨みつけ、今にも一戦交えんとするような空気を作ってしまっていたが、それを見かねてしまった、この場のもう一名ゆうれいは、


「そ……その……、お二人共……、もう少し仲良く……。何度生まれ変わっても再開するなんてロマンチックじゃ――」


「「そんなわけあるか!」」


「ひいい……。ごめんなさい、ごめんなさい……」


 俺達の気迫にたじろぎ、部屋の隅っこで震えながらひたすら謝罪を繰り返している。

 そのうち、俺が懐からお札を取り出したり、和泉が神道の言霊を紡いだりしていると、自分を調伏するのは簡単にできるのを理解してしまったらしい。俺達の持つ対幽霊や妖魔用のスキルは、前世を思い出した際に身に着けてしまったものだ。ついでに歴史だの古典だのも得意になってしまった。


 幽霊からすれば、いつ自分が無理矢理始末されるか気が気でなくなったらしく、懇願するように。


「あの……、わたし……成仏したいので……、お手伝いして下さい……」


「「あっ……!」」


 和泉の奴とケンカを始めてしまっていたが、本来この場所に来たのはこの幽霊をどうにかするためだった。彼女のその要請を無視はできない。和泉と目を見合わせた後、あちらが。


「じゃあ……、そのままじっとしていて。高天の原に神留かむづまります神魯岐かむろぎ神魯美かむろみみこと以ちて――」


 和泉が言霊を紡ぐと、幽霊さんの周りが清らかになっていくのが俺でも感じとれた。幽霊さんを囲うように光の粒が天へと昇って行き……。


「そ、それでは……、ご迷惑をおかけしました……! わたしはこれでこの世から失礼します!」


 幽霊は逃げる様に天国へ向かって旅立って行った。


「あんたが……術使おうとして怖がらせるから、怯えてたじゃない!」


「俺のせいか!? お前だって言霊で威嚇してただろうが! もう少し優しく交渉出来ただろ!!」


 その後、俺達の口喧嘩は約二時間続き、二人揃って次の日は寝不足となってしまっていた。





 次の日、部活に顔を出すと。


「二人共、お疲れ様だったね。先方も今までの怪異が嘘みたいに収まったと喜んでいたよ」


「俺じゃなくて、この女が幽霊追い出しただけです。幽霊より凶暴過ぎて手に負えねえ」


「何ですってええ!? あんた、あの札って式神だったでしょ!? あの幽霊さんを食わせる気だったんじゃないの!」


 先生は俺らを労っていたが、俺達は昨日のケンカの第二ラウンドを始めてしまっていた。それを目の当たりにした部長と先生は。


「また始まった……。こうなったら今日は二人共部活どころじゃないわね……」


「まあ、喧嘩するほどなんとやら……。というものでしょう。いくつか依頼が来ていますが……、今度にしましょうか」


「……先生ってほんとに何者ですか? ここで普通の高校生ってもしかして私だけ?」


 俺達のケンカを華麗にスルーしながら、部活へと励んでいた。

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