始まり
「「y%:ig 7c7,7uかめさふなわ」」
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「昨日から通信障害を起こしてるみたいで……」
用があり仕事をしに来ていた都市の中心部にある都市部通信施設でそう言った話をしているのを耳にした。
「都市部5からの通信から訳の分からないことばっかり通話して来るだよ。しかもなんかの暗号みたいで気味が悪い」
ドキッとした。兵役して数十年、私は自分の使命を今、この瞬間まで忘れたことなどなかった。だが時が経ちすぎてもう果たされることなどないと思っていた、がその計画が遂に実行する時まで来てしまったのだ。覚悟をきめなければならない。
「その話、詳しく聞かせて貰えないだろうか?」
あの日共に誓いを立てた同士達は今どうなっているのか?成し遂げた先に何があるのか?本当にそうなのか?本当は本当に通信エラーなだけなのではないか?それを今から通信施設でそれを確かめなければならない。
「「y%:ig 7c7,7uかめさふなわ」」
「昨日からこればっかりなんですよね。一応政府にも報告をし…」
「この件、私に預からせてくれ」
本当に同士がやり遂げたのだ。もう後戻りなどできない。もう既に始まっている。残念なのは自分の今の名前も地位も憎かったこの場所も馴染んでしまって名残惜しかったこと。ただそれだけ。
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