第3話 メンバーの中には少しエッチな子が多いみたい
リハを終え帰る由姫達。その途中で洋子が由姫にさっきの話を
持ちかけた。
「また断ったのですか?」
「ええ」
「一度くらい受けてもいいのでは?」
「今はライブに集中したいの。それ以外の事は今はしないわ」
「そうですか」
洋子は少し気になっていた。本当は早くプロになりたいと
思っていたからだ。
君島洋子。ベースを担当している彼女は焦っていた。それは
両親が音楽家で有名だったから。その為に親から同じ
楽器団に入るように言われたが、洋子はバンドに憧れていて
そっちの方がいいと思い、断ってきた。
そのせいで家族と仲があまりよくなく、いつも部屋で
練習していた。中学までは一人で練習するだけだった。それも
彼女の性格もあってか友達もあまりおらず、他のバンドに
入ってもうまくできなかった。
「絶対バンドで成功してみせるわ。でも、その為にはメンバー
を集めないと」
そうしているうちに高校生になり、未だどこにも入って
いなかったが、ある時、ライブを見に行った時、由姫と
里奈がライブをしていたのを見た。その由姫の歌に
衝撃を受けた。いつもは試しに入りたいとか言っていたが
由姫にはすぐに一緒に組みたいと誘った。
最初は断られたが自分の演奏を聞いてほしいと言って
由姫に聞かせた。そして納得させてメンバーになった。
その頃はまだ美麗達はいなかったので三人で活動を
するようになった。それでも由姫がデジタルでも
あるので打ち込みを使いライブをしていた。
そうしていくうちに洋子は由姫達とプロを目指す事に
なり、高校生の間にデビューすると洋子は目標を
決めた。
洋子が部屋で練習をしていると電話がかかってきた。それは
夕子からだった。夕子は真面目な性格だが、誰とでも
仲良くできる里奈と同じ様な感じでもある。
洋子も夕子とよく話をしていた。明るすぎる美麗は少し
苦手なので夕子と相談をする事にしていた。
津島夕子。ドラム担当をしている彼女は楽しい事が好きで
その中で音楽が一番好きだった。小学校の時も中学校の
時も吹奏楽部に入ったりしていたからだ。そこでドラムを
習い、今も演奏している。
家は普通で姉がいる。姉は大学生で美人だ。夕子とも
似ているので美人姉妹と周りからよく言われていた。
しかも夕子は由姫ほどではないがおっぱいも大きくその
スタイルと明るい性格で男子からモテていた。でも
まだ誰かと付き合ったりした事はない。
夜、お風呂に入っていると美麗から電話がかかってきた。夕子は
お風呂が好きで普通に一時間は入っている。
「夕子今お風呂?」
「うん。美麗は?」
「私もだよ。もうすぐ出るけど。それでもバンド始める前
より長くなったかな。疲れてるのもあるだろうけど」
「そうだね。練習が厳しいから二人でやってた時と全然
違うしね」
「そだね。でもうまくなってるのは実感できるから全然
辛くないもんね。少し有名になれたし」
「うん。たまに声かけられるよ。今までは男子だけだった
けど、女の子からも応援してるって言われるから嬉しい」
「だね。まぁ夕子はモテるから男子からもナンパされるのは
当然だよね。でも、その夕子より由姫さんの方がおっぱい
大きいとはね。ライブで見た時はそう見えなかったけど」
「そうだね。私服で見た時はびっくりしたよ」
「あれでまだ彼氏がいないんだもんな。もったいないな」
「そうね。でも由姫さんならいつでもできると思うからね」
そうしてそこからまた少し入り、二時間近く入っていた。部屋に
戻り、練習する。その間夕子は裸だった。寝る時は裸で寝る
様にしているのでそのまま練習していた。
その頃、美麗もお風呂に入って夕子と電話を終えた後、部屋に
戻った。キーボードの美麗は明るい性格で夕子とも同じ音楽
が趣味なので仲良くなった。
それから一緒に音楽をやるようになり、いつかバンドをしたいと
思い夕子を誘ってメンバーを探した。
そうして由姫を見つけて初めて自分達から声をかけ、どうにか
メンバーにしてもらえた。
二人は学校では違うクラスだが、休み時間はどちらかが教室に
きたりしているが、今は少し有名になているので二人で
屋上にいたりする。
ベンチで昼食をとった後、美麗は夕子をからかおうとした。夕子を
押し倒して顔を近づけた。
「美麗」
「夕子、好き」
「ほ、本気?」
「半分」
「半分って」
美麗は夕子のおっぱいを揉んだ。それぐらいの事はいつもしてる
のでそこまで驚かないが、シチュがそうだけに少しドキッと
していた。しかも美麗は真面目な顔でキスをしよとしていたので
夕子も目を閉じた。するとチャイムがなったので美麗は夕子から
離れた。
「残念。時間切れだね」
「もう美麗ったら。どこまで本気だったの?」
「だから半分だって。さぁ戻ろう」
そう言って二人は教室に戻った。そんな関係でそういう事が
あっても夜には普通に電話をしている。話終わった後
美麗は一人エッチをする。今の女子高生なら普通にしている
ことだ。終わった後は少し虚しくなるが美麗は思った。
「由姫さんも一人エッチするのかな。今度聞いてみよ。どうせ
怒られるだろうけど」
美麗は気が強かった。そうして次のライブに向けて練習をし
いよいよ由姫達にとっては初めての千人規模でのライブが
おこなわれる当日になった。
全員しっかり体調も整えて準備は万端だった。リハをして
楽屋で時間まで待機していると誰かが部屋にやってきた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます