第5話 HQより各班へ
「 1号車より本部へ、西口班はこれから、目的地へと向かう。目的地は西日本ナンバー1700番。応援を頼みます」
「了解しました。1号車、応援を手配します。ご活躍に期待します。各車へ、そのまま気を抜かないで下さい」
乗用車に乗り込んだ大西一馬は、揺られて目的地へと向かう。本部と無線でやり取りをした後、これから服を着替えるのであった。移動中に睡眠をとった後、急に起こされて目を覚ますと、目的地はもうすぐそこまでの距離であった。
「大西起きろ、もう工場に着く頃だぞ。いつまで寝ている」
大西が起きた時には、もう皆準備が万全であった。いつでも施設に突入が可能な状態で、令状も用意しているから、用意だけはばっちりであった。そして応援の警察の特殊班も揃っているとの事で、反撃の目にあっても、対策だけは出来ていたようである。
「すみません、今すぐ準備します。少々お待ちを」
大西が着替えをすると、西口班の誰もが緊張感を持ってピリピリとしていた。大西はスーツ姿から、用意された服に着替えをすると、深呼吸をする。体力はそこそこしかない大西一馬であるが、これから皆の足を引っ張らずに、チームに貢献出来るだろうか。
「目的地まで残り2キロメートル、時間のタイムを確認します。報告以上です」
西口班は、タレコミ情報を元に捜索を開始するつもりだったようであるが、相手側が今回は上手だったかもしれないようだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます