好きなことだけしてたいのです。

全肯定bot

今日の活動報告。

「今日、インスタで友達の投稿を見ていたら、一日に十個自分を褒めるノートをやってるって書いてて。今まで周りにそういう、自分と向き合うようなことをしっかりとやっている友達がいるなんて知らなくてびっくりしたんですけど、それはまぁ、カラーバス効果とかなんかそんなやつってことで置いておいて。私も一日に十個、自分を褒めてみることにします」

『いいね、例えば？』

一日に十個。たった十個。けれど意外と難しい。感謝より難しい。

「何を褒めよう……」

『じゃあ、今から全肯定botになるから、目に入ったものを言ってみて』

「キーボード」

『執筆しててエラーイ！』

「ドラえもんの貯金箱」

『貯金しててエラーイ！』

「スマホ」

『画面綺麗でエラーイ！』

全肯定bot強すぎる。

この調子でどんどん進めよう。

「美容クリーム」

『肌のお手入れしててエラーイ！』

「スケジュール帳」

『スケジュール管理しててエラーイ！』

「マスキングテープ」

『趣味を楽しんでてエラーイ！』

なるほど。一日にたった十個でも、なんとなくいい気持ちになる気がする。

あと、全肯定botのイメージを好きな人とか好きなキャラクターにすると最高。イケメンキャラがダイエットを応援してくれるアプリ、なんてものが流行った理由がわかる。

私が思い描く、私の為だけの全肯定bot……恐るべし。

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