私の色鉛筆には青色がない。

私の色鉛筆には青色がない。

「私って何色だろう。」

　私には分からないな。

　ふとした疑問に終止符を打つ

　好奇心から知り得た色

　1.2.3.4

　周りを気にして塞いだ心

　増えない色々

　5.6.7色

「あなたらしさを出して」なんて

　言われたって分からないな

　周りを見ると色鮮やかだ

　どれも私とは違うんだ

「あの子って何色なの？」

　それは空のような濃い色で

　私の中には存在しない色なんです

　世界に蔓延る無数の色

　180万

　そんなにあっても分からない

　踵を返して

　8.9.10

　たったの、その色で過ごしてく

　私の頭の限界値

　もう私が何色なのか分からないよ

　教えてください

「私って何色なの？」

　そうか自分って'青色'という名の

　見知らぬ色の人間なんですね。

　個性の色は千差万別

　オンリーワンなんてまるで嘘

　教わる色も見聞する色も偏ってる

　透明は選べないみたい

　だって人間は透明色じゃないんだから

　つまり何色かに染まっている

　青色なあたしはきっと明るめな色

　けど1人でいると見える暗色はなんだ？

　そうかヴィランだったんだ

　きっと私は暗い色に染まっているんだ

　すれ違ってる青色と私

　1.2.3.4

　まだまだボロが出ていくよ

　心の命は

　3.2.1

　カウントダウンはそこまで迫る

　消えかけのオリジナル

　誰か本当の私の色に気づいて──

　誰でもいいから。

「私って何色だろう。」

　私には分からないな。

　混沌色の私に終止符を打って。