こんにちは。
「僕は聖女候補タンタル・フォン・バリウムです。どうか僕の名前を覚えて下さい。」
本当に、そう言えたら、良かったですね。
でも、それを今気がつけたのだから、今からでも遅くないですよ、タンタルさん。
そうか、タンタルさんの本家は、平民差別で断罪されたのですね。処分はまだ検討中とのことですが。
さて、セレンさんが、実家にて、ピンチのようです!
作者からの返信
加須 千花様、こんにちは。
タンタル君に目を向けて下さった方は加須 千花様が初めてでございます。本当にありがとうございます。
本家の平民差別は、他の国ならば罪にもならない程度のこと、むしろ貴族に対して無礼なと言われることもあるものですが、コヨミ王国とその友好国では重罪に当たります。
分家であるタンタル君のご実家について、本家の連帯責任としないのもこの国らしさではあります。
そして、残念ながら本家は反省どころか逆恨みをいたしました。改まる気配はございません。
そして、タンタル君。これからも本当に時々ではございますが、登場いたします。
加須 千花様から頂いたお言葉のとおり、「遅くない」聖女候補君です。セレンさん以外の平民の子達には普通に接しておりますし、意外と面倒見もいいです。ただ、ご両親が善人なので、これまでは、自分は所謂(コヨミ王国ではない国の)貴族的、冷たい人間なのでは、と感じていました。
これからは心身ともに成長していきますので、ご記憶頂けましたら幸いでございます。
ご感想、ありがとうございます!
豆ははこさま
こんにちは。
タンタルくんが初めて登場したときには、なんだ? この「好きな女の子とおしゃべりしたいんだけれど、恥ずかしくっていじめちゃう」をさらに拗らせたような男の子は? という感じでしたが、今回のお話で、表面的な行動からはわからなかった彼の内面や家庭の事情が分かってきました。
実世界でも、人にはそれぞれ複雑な背景があってその一部だけが見えるわけですが、それが丁寧に説かれているなあと改めて感じ入っています。
タンタルくんの思いがセレン‐コバルトさんに届くといいですね。
作者からの返信
こんにちは。
初代国王陛下を敬う気持ちはあれども、やはり平民と貴族とでは立場が異なるのでは、という感情を持ちつつ、本家ほど心根は悪くない、そんな少年でございます。
初登場時はまさに、でございます。ゲームの登場人物の代わりに断罪されるのか?と思われる方もおられたのではないでしょうか。初稿ではもう一階級上の爵位のおうちでしたが、子爵階級にいたしました。
タンタル君への励ましをありがとうございます。彼は、セレンさんとの出会いで、確実に成長いたします。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。