以前シルヴィアさんが言っておられた三姉妹の性格や性向の違いがピタリと当たり、かつあの時は想像のつかなかった形で立ち現れていますね。特に、諦観による俯瞰という恐らく平時においては目立たない強かな才覚を発揮され、ここぞという場面でしっかりとお姉さんをしているサリュフネーテさんを、こんな事態ですが、だからこそ魅力的に感じました。
そしてせめて、「総主教を守って!」「姉さんを助けて!」の意味が、ここから「急使」の場面までで変化しないこと…つまりミーシャ様とサリュフネーテさんのお体とお命が無事であることをとにかく祈ります…。
作者からの返信
はい。ここまで細々指示ができるのは母親からの情報もあるのですが、ここに来てサリュフネーテの長所がかなり出ていますね。相変わらず薄いリュインフェアについても次回「そんなことをしていたのか」的な部分が明らかになります。
メリスフェールにとっては、完全に受け入れることができないので、レファールなら姉の決定を覆してくれるのではという期待もあります。それが「姉さんを助けて」という言葉に繋がった形になります。
命という点ではスメドアが反旗を翻さなければ安泰ですが、「それでいいの?」というのはどうしてもありますので。
そんな…この三人の姉妹がバラバラになるなんて思いもしませんでした(>_<)
内部分裂とは実質敵から狙われる好機でもありナイヴァルが総崩れしないか心配であります。
かつての仲間が敵になるかもしれない。切ない展開です(´・ω・`)
作者からの返信
イルーゼン攻撃はナイヴァルが安定していたから出来たので、この時点ではナイヴァルの中でも問題で済んでいますね。
イルーゼンに反撃する力はないですし、コルネーは同盟がありますし、ホスフェもフェルディスのこともあるので自分からちょっかいかけるのは無理ですし。
ですので、ナイヴァルがどれだけ早く落ち着くかということで、特にレファールとスメドアがどうするかというのが大きくなっています。
しばらくは敵と味方が流動的に入れ替わったりする展開もありますね(汗
うーん、川野さんは歴史も詳しいので私が言うのもおこがましいのですが、戦国時代の婚姻の様な、思想的なものを感じる話でしたね。
色恋が絡んでいるわけではないですが、自分達を守ろうという事は勿論、これまで築いてきたものを上手く使い、有利とは言わないまでも不利不幸にはならないよう考えている。
作者の思考→キャラクターの思考になりがちですが、メリスフェール達それぞれが考えて生きているように感じさせられるのはマジで凄いです。
作者からの返信
ありがとうございます。
この辺りは戦国時代なら浅井三姉妹のようなところはありますね。一人で生き残れる力はないので、つく相手を分散して誰かが残れるようにしなければならないとなってきます。
同時にシルヴィアの娘達というまとまった存在から、独立した存在になっていかなくなりますね。