第2話 これは夢? 現実 ? (2)

 ◇


「えぇ~と、僕の名は、商品名は、蜜キンカン」と、言う名なのだ。


 だから皆さんも覚えていて欲しい。と、告げた所で。僕自身が今から奇想天外な事、言葉を呟くけれど、「いいかな?」と、言葉を漏らした所で、「ここは一体何処? 何処なのだろうか?」と、僕は気落ち、動揺をした声色を漏らしながら辺りを見渡し確認をしてみたのだ。


 だって僕が今の今迄睡眠していた。最中だったのだ。でっ、いざ目覚め起きて、己の瞼を開けて見ると。


『何で僕がこんな場所に! こんな場所にいるんだよ!』と、衝動に駆られるような場所。


 そう、傍から。遠目から僕の事を凝視すれば分る通りだ。多分ここは? 大きな竹細工で出来た籠の中だと思う?



 だから僕はね、己が何故、こんな場所にいるのだよと思ってしまったのだ。


 それに付け加え、僕が先程皆に説明をした通りの容姿だ! 蜜キンカン! にしても。何故僕が、こんな容姿をしているのかも謎、謎なのだよ。だから僕は不思議、困惑、動揺をしながら。己の腕を組み思案。考えているひとになる。なるしかないのだ。


 でもね? 僕がいくら思案をしても。何故僕が蜜キンカンの容子で竹の篭の中にいる。いるのと? 己が何者であったのか、いくら思案を続けても思い出さないから困ったものだ。

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