第31話 パフェ
どうやら、パフェは事務所側が用意してくれるという事になったのだが、その代わりVLIVE公式チャンネルの方でコラボ枠を取るから、そこでパフェを食べながら皆で雑談するという事になった。
まぁ要するにパフェは用意してやるから、その代わり事務所来てコラボやってくれという事なのだが......
他の皆が事務所に丁度着いたところ、俺はといえばそんな事など忘れて昼食のマックを買いに出掛けて、帰ってきてるところだった。
和人『良くマックとモスで対立してる人いるけど、結局はどっちも良いんだよなぁ。マックは値段にも優しくお手軽さがあり、その癖とても美味しく感じる。モスは少し値段は張るがそれに見合う程のボリュームと美味しさがあり素晴らしい。つまりどっc))(Prrrr....)what!?』
おっと、いきなり電話が掛かってきたからつい俺の洗練された発音の英語が出てしまった様だ..... 失敬失敬という冗談は置いといて、誰だ?俺がせっかくマックとモス両方の素晴らしさを演説している時に電話を掛けてきた愚か者は......『蓮夜さんだ、、』
おかしいな、、今日は何かある日だったか?配信?嫌、それは今日の夜20:00からのマシュマロ配信だけだった筈だ。今後の予定などの話か?嫌、それもついこの前済ませている......コラボ......コラボ?
和人『あ、、、忘れてた。今日はパフェの何とかかんとかのコラボ配信が公式チャンネルの方であるんだった。電話出ないとな。』
俺は慌てて電話に出る。
📞
蓮夜『ちょっと、ちょっと!和人くん、早く今から事務所来て!今日コラボ配信公式チャンネルの方であるんだから!』
和人『あっ、はい。分かりました。今から行きます。』
俺は電話を切り、せっかく買ったマックが冷めるのを少し惜しみながらも、駅へ向かう。
和人『ん?Twitterの通知がうるさいな..... なんだろう、、、』
俺はTwitterを見て少しだけ目を見開く。
和人『はぁ、何でトレンド1位が#ラルク遅刻になってんだよ。めんどくさいなぁ、てかもう配信始まってんのか..... 急がなきゃな。少し本気出すか.....』
俺は今までの歩きとは違い少し全力を出して走る。周りからの視線が痛いが、手に抱えてるマックの袋の中で俺のハンバーガーやポテトが崩れていく感覚があり、視線など全く気にならなくなるほどに悲しい気持ちになるが、今はしょうがない。
そのまま俺は駅まで直行して、電車に乗り事務所に向かうのであった......
◇事務所
桜『ラルクさん、全然来ませんねぇ。パフェもう食べ終わっちゃったんですけど....』
五月『Twitterのトレンド1位が#ラルク遅刻になってんのは笑ったけど、、流石に遅いねぇ〜。』
鈴香『はぁ..... ラルクが遅刻で全然来なさそうだし、パフェも食べ終わっちゃったし、そろそろ配信終了で良いんじゃないかしら。』
リリス『で、でも!もう少し待ってみるのも私は良いと思うけど!マ、ワタシハフタリデイクヤクソクモシテルカライインダケドネ〜....』
梨花『せっかくのパフェのコラボ配信の日に遅刻ねぇ〜..... 流石にちょっと許せないかなぁ。』(目のハイライトオフ)
香織『私は梨花ちゃんが昨日のコラボ配信で夜中ってか、次の日まで付き合わせた事に問題があると思うんだけどなぁ....』(目のハイライトオフ)
梨花『へぇ、で?香織先輩は私に非があると言いたい訳ですか..... なるほど、なるほど。』(目のハイライトオフ)
[何この圧の掛け合い....]
[怖すぎワロタw]
[ラルクはよ来てくれ....!!]
[この場を収める事ができるのはラルクだけ!!]
[#ラルクはよ来い]
[そろそろラルクが来ないと、椎名と十六夜の戦いが始まってしまう....]
クレア『あははははははww ラルクこんだけ遅れてくるとか面白すぎでしょ(笑) てか梨花と香織先輩、落ち着いてくださいよぉ〜。』
るる『ラルクくん早く来ないかなぁ〜...... るる寂しい......』
深雪『はわわわわわ💦 梨花ちゃんも香織ちゃんも圧を掛けるのはやめて〜!ラルクくんはもうすぐで来るから!!きっと.....』
皆はパフェを食べ終わり、ラルクが来るのをずっと待っているという異様な配信になってしまっていたのだが、突如希望は現れる。
突如配信スタジオに入ってきたのはラルクであった......
ラルク『はぁ、はぁ、やっと着いたぁ〜。』
[やっと来たwwww]
[遅すぎだろwww]
[待ち侘びた....(感動)]
[やっとか....]
[ラルクやっと来たか!!]
[これで救われる!?]
[やったぜぇ!!]
桜・五月・鈴香・リリス・梨花・香織・クレア・るる・深雪『ラルク(ラルクさん)....やっと来たの(んですかぁ)かー!!!!』
その後は1時間程皆で追加のパフェを食べながら雑談をして、このコラボ配信は終えたのであった。
◇
Q(いつもいつも何でその後のとか言って経過をすっ飛ばしてるんですか?)
A(書くのが面倒くさいからに決まってるじゃないですか。)
Q(でもそれ小説書いてる身としてどうなんです?)
A(そんなの知りません。僕が面倒くさいと思ったら書かない、それだけです。)
(なんて人だ.....!!)
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