第26話 200万人突破記念凸待ち❶
昨日蓮夜さんに色々コラボとかの話をされた俺だが、今日今さっき蓮夜さんから通話が来て、『いきなりで悪いんだけど、今日200万人突破記念で凸待ち配信やっといて、これ強制ね。ってもう300万突破しそうな勢いだけどね!あはははははははは、じゃ』と言って即通話は切られた。
和人『次会ったら叙○苑奢らせてやろう。ところで200万突破記念で凸待ちか...... はっきり言って、今までで一番嫌な企画だな...... やる前にVLIVEのライバーの人達一応全員覚えとこうかな。』
何だか覚えておいた方が良い気がしたので、ネットでVLIVEの公式サイトからライバー一覧のとこをクリックする。
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VLIVEライバー一覧
1期生
・椎名香織/siina kaori💕
・彩月明日菜/satsuki asuna🌈
・夜桜/yozakura🌸✨
・真白深雪/masiro miyuki⛄️
2期生
・十六夜梨花/izayoi rika🗡
・胡蝶るる/kochou ruru🦋
・夢宮葵/yumemiya aoi💙🔹
・夜灯レナ/yatobosi rena🪔
・雪城こより/yukisiro koyori❄️
3期生
・アリス/ARISU🍎
・リリス・スカーレット/ririsu Scarlett🦇
・星宮クレア/kurea 💫
・乙夜メル/otsuya meru✨❣️
・花雲ユナ/hanakumo yuna💐🌤
4期生
・宇佐美はの/usami hano🐇💘
・姫野アイラ/himeno aira💝
・花宮かろり/hanamiya karori🌺
・月雪るる/tsuyuki ruru🌙
5期生
・ラルク/RARUKU😈
・月乃桜/tsukino sakura🌸
・天沢五月/amasawa itsuki💀
・桜井鈴香/sakurai suzuka🖤
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全部記憶したが、改めて全然俺は先輩達の事を知らなかったんだなと実感した。
和人『まぁ元々Vtuberなんて興味が無かった訳だし仕方がない部分もあるがな..... にしても女性しかいない中に俺がいるのは違和感があるな。』
そんな事を言いながら、最早恒例と化したTwitterを開き今日の凸待ち配信の告知をしておく。 Discordは VLIVEのライバー全員が入っているサーバーに凸待ち企画用のところがあるのでそこを使う事にした。
和人『さて、じゃあ配信がある21時まで暇だし寝ようかなっと。』
安息の地【布団】へ身を預け、そのまま深い眠りにつく。
◇20:30
和人『ん、、あぁもう20:30か......』
スマホのアラームで目が覚め、時間を確認すると20:30になっていた。
和人『はぁ..... 時間の流れは早いな、もしかして俺の周りだけ時間の流れが加速してる訳じゃないよな。』
そんなくだらない考えを口走りながら配信の準備などをしていき、あっという間に配信時間の21:00になってしまった。
和人『じゃ、やるか。』
◇配信開始
[お、始まった]
[凸待ちとかラルクがやんの初めてじゃね?]
[そだね。こんラルク〜]
ラルク『こんラルク、VLIVE所属5期生のラルクだよ〜。眷属の皆元気してた?てことで今日は凸待ちな訳なんだけど、望みを言えば凸待ち0人になって欲しいところです。』
[自分から凸待ち0人を望んでくVtuber初めて見た]
[何で嫌なのに凸待ちやったんだよw]
[自ら凸待ち0人を望んでくスタイル、、、嫌いじゃないです]
月乃桜/tsukino sakura🌸[ラルクくんの凸待ちが0人......? 嫌々ありえないでしょ笑]
天沢五月/amasawa itsuki💀[絶対そんな事にはさせない]
桜井鈴香/sakurai suzuka🖤[絶対いくわ]
[なにこれこわい]
ラルク『え、ちょ怖い事言わないでよ皆。5期生の絆はどうしたの、こういう時こそ絆を活かして凸待ち0人を実現する為に5期生皆で協力する場面でしょ普通は!凸待ちは0人が一番なんだって!だから来ないで絶対に!あ、とりあえず今から凸待ち開始します......』
そんな俺の発言も虚しく早速1人目がやってきてしまった。
桜『ラルクくん私が来ました!これで凸待ち0人という事は無くなりましたね!』
ラルク『はぁ.....』
桜『あ、ちょ!何でため息つくんですか!?少しは喜んでくださいよ!!』
ラルク『嫌、だがなぁ俺の凸待ち0人という偉大な目標がこうもあっさりと壊されてしまうと、流石の俺でも.....グスン(泣)』
桜『えっ!泣いてる!?可愛ii))) ご、ごめん!ラルクくん!私が悪かったから、、謝るから!だから泣き止んで!!』
ラルク『ふーん、しっかりと謝ってくれるんだ。感心感心!』
桜『え!ラルクくんもしかして私をハメたんですか!?』
ラルク『うん、ごめんね(笑) 少し試したくなっちゃって。』
桜『意地悪するラルクくんは嫌いです!もう知りません!』
ラルク『あー、ごめんごめん!今度オフでパフェ奢ったあげるから許して!』
桜『しょうがないですねぇ、特別ですよ!てことで私はパフェが奢って貰える事が決まったのでここら辺で抜けさせていただきますね!今度またコラボしましょーね!』
ラルク『了解』
桜『多分これからまだまだ来るんで頑張ってください!では、』
そう言って桜は抜けていった、これからまだまだ来るという発言さえ残していかなければ完璧だったものの......
と考えている内に2人目が来たようだ。
五月『ちょっと!ちょっとぉ!桜とよろしくやってたみたいだけど、何配信上でイチャコラやってくれてんのよ!私も見てるんだけど』
ラルク『あ、、そうですか。』
[塩対応すぎて草]
[なにこの温度差]
[何か可哀想になってきた]
[誰が?]
[五月]
五月『おいちょっとまてぇぇぇ!!何その塩対応!?』
ラルク『先から声デカいよ五月、、いくら俺が吸血鬼で不死であっても、そんな大きい声出されたら俺の鼓膜がもたないよ。』
五月『良いじゃん!不死なんでしょ、鼓膜が破れたってどうせすぐ復活するわよ。そ!れ!よ!り!私に何か無い訳?』
ラルク『何って、、何?』
五月『だ!か!ら!ほ、ほら// パフェとか、、オフでのお誘いよ///』
ラルク『ない』
五月『なんでよぉぉぉぉぉ!!』
[イツ虐助かる]
[イツ虐最高]
[そろそろ鼓膜やばい]
[死ぬ]
[てぇてぇ]
[これはてぇてぇなのか....?]
五月『桜もつれてくんだから少し増えたって同じでしょ!お願いだからぁ!』
ラルク『はぁ...... 分かったよ。五月も連れてく。だから声量を少し抑えてくれ。』
結局最後は俺が折れる事になった。
五月『分かればいいのよ!じゃ私はここら辺で失礼させて貰うね!じゃ』
そう言って五月は抜けていった。
ラルク『特に何かした訳でも無いのに疲れた.... これでもまだ配信開始してから10分しか経ってないってマジかよ。これもうやめていい?眷属の皆?』
[ダメに決まってんだろ]
[最後までやんなかったら、どうなるか分かるよな?(ニコッ)]
[最後までやれよ?]
[やんなきゃ湾に沈めたるわ]
[やらなかったら炎上確定やな]
[最後まで見せろ]
[こういう時の眷属の団結力を舐めるなよラルク]
ラルク『いつもの優しいお前らを返せよ!!俺はこんな鬼畜眷属なんか知らんぞ!普通眷属ってもんは主人に絶対服従の筈だろぉ!』
と言ってたら、3人目が来てしまった。
鈴香『来てあげたわよラルク、喜びなさい。』
ラルク『ほらぁ!眷属の皆が辞めるなって言ってるから3人目が来ちゃったじゃんか!』
[どんまい]
[鈴香きたww]
[これで5期生は全員来たなw]
[ラルクは3人にパフェを奢らなければならないのか]
[ハーレムやないかい]
[そういえば何か処女厨いないよな?どした?とうとうラルクの素晴らしさでも分かったのか?]
[自然消滅したんじゃね?]
[くそわろたww]
鈴香『何よ!来ちゃったって!私が来た事がそんなに嫌なのかしら?』
ラルク『嫌です』
鈴香『そこは嫌じゃないですって普通言うとこでしょ!?』
ラルク『嫌、そういうのはちょっと.....』
鈴香『はぁ、、まぁ良いわ。早速だけどパフェ私も着いてって良いわよね?勿論ダメって言われても着いていくけれど。』
ラルク『はぁ...... まぁ2人から3人に増えただけだし、、、、大丈夫か。良いよ、鈴香にも奢ったあげるわ。』
鈴香『やったぁぁぁぁぁぁぁ!!って、ごめんなさい、少し取り乱してしまった様だわ。とりあえず私も連れて行ってくれる事が決定した訳だし、目標は達成したわね。』
鈴香が少し気になる事を言った。
ラルク『目標?何だそれは?』
鈴香『え?あ!?今のなし!今のなし!わ、私はここら辺で失礼するわ、じゃあね!』
妙に焦った様子で抜けていく鈴香。
ラルク『何か怪しいな..... 眷属の皆はどう思う?』
[確かに怪しいww]
[何か裏でやってんじゃない?]
[第一次ラルクにパフェ奢らせようの会]
[何そのセンスの欠片も無さそうなタイトル]
色々な憶測チャットが流れていくが、確かに裏で何かをやっていたら色々と辻褄が合うような気もしなくもない。
ラルク『ん?』
どうやら4人目が来たようだ。
香織『いぇーい!ラルクくん凸待ちしてたみたいだから来ちゃったよぉ!』
勢いよく入ってきたのはついこの前誕生日LIVEにて一緒になった椎名せ)))『香織』思考を読む力でも持っているのだろうか、香織先輩は......
ラルク『思考を読まないでください。香織先輩』
香織『嫌ですーーーー!!で、ラルクくん私今怒ってる事あるんだけど、何か心当たりあったりするかな?』
どうやら香織先輩は怒っているらしい。8割型見当はつくが、少し遊んでみたくなった。
ラルク『心当たりは..... 無いです。』
香織『へ〜、分からないんだぁ〜、あんな事私にしといて心当たりが何も無いなんて、良く平然と言えるよねラルクくんは!』
ぷくーっとVのモデルが顔を膨らませながら、私怒ってますアピールをする香織先輩。
そろそろやめておくか。
ラルク『あ!?もしかしてコラボの件ですかね?』
香織『そうだよ!私と先にコラボする予定だったのに、リリスちゃんに乗り換えるなんて、ラルクくんの浮気者!!!』
[うわ、それはねぇぞラルク()]
[流石にそれは......]
[まさか俺達のラルクが浮気者だったとはなぁ()]
[ラルク見損なった!]
[眷属やめます]
[ラルク.......]
ラルク『ち、違うんだ!眷属の皆に香織先輩!これにはとてもとても深い訳が.....』
香織『へぇ、じゃあその深い深い訳とやらを聞かせてもらおうかな。』
目からハイライトが消え、さっきのぷくーっとした可愛い顔がどこへやら、香織先輩が完全に怒ってしまっている。
ラルク『え、えっと実は..... リリス先輩と香織先輩とどっちとコラボしたいかを天秤にかけた結果リリス先輩に傾いてしまったので、こうなってしまったんです!』
[草]
[草]
[草]
[草]
[これはひどいwww]
リリス・スカーレット/ririsu Scarlett🦇[いぇーーーい!香織先輩に勝っちゃった♫]
[あ.....w]
[まずい]
香織『ラルクくんとリリスちゃん、後で会いに行くからね♡ 待ってて、バイバーイ。』
ラルク『あ、ちょ.....』
言い切る前に香織先輩が抜けてしまった。
ラルク『明日俺が死んでたら、そういう事です。てことで気を取り直して次いこっか!』
[気の取り直し早すぎて草]
[何て肝の据わった吸血鬼だ....!?]
[これは眷属の皆もびっくり]
ラルク『でも香織先輩が怒ったら、あんなに怖いとは思わなかった(笑)』
[椎名が怒ったら怖い事は有名やぞ]
[切り抜きでも結構上げられてる筈]
[でも今回のは今まで以上の怒り具合だった希ガス]
[あれはマジのキレだ....()]
[明日はラルクの葬儀だな]
[ラルクは良い奴だったよ.....]
ラルク『勝手に俺を死んだ事にするな』
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