第25話 先輩との初コラボを終えて

蓮夜『でさぁ〜、どうだった!?琴音ちゃんとのコ♡ラ♡ボ!』


和人『少し気持ち悪いですよ、蓮夜さん...... まぁどうだったて言われても、まぁ楽しかったとしか言いようがないですね。』


蓮夜『えー!何それつまんないのぉ!そこらの小学生の方がまだまともな回答するよそれ!』


和人『嫌、ですが、それ以外に言葉が見当たらないというか.....』


蓮夜『はぁ...... そういうとこだよ和人くん。てかちゃっかり琴音ちゃんとコラボの後LINE交換とかしてるし、、僕も香奈ちゃんのLINE欲しいなぁ〜!!』


和人『訴えますよ。』


こんなマネージャーでこの先やっていけるのだろうか.... 今から不安でいっぱいだ。


和人『あ、ところでリリス先輩とのコラボは終えましたけど、次のコラボとかってもう決まってるんですか?』


蓮夜『ん?あぁ、決まってるよぉ。次のコラボは8月XX日のVLIVE鯖観光コラボだね。5期生皆が一気に先輩達とコラボする機会だし、結構大規模になると思うよ。ただ、その前にちょっと期間が空くからその間に2個ぐらい先輩とのコラボ配信枠入れたいんだけど、大丈夫かな?』


VLIVE鯖観光コラボか..... リリス先輩とのコラボの時に紹介されなかった部分をするのだと思うが、思ったよりあの鯖が広すぎるんだよなぁ。あれを何時間かの枠に収めるって大分無茶な気が.....『オーイ オーイ!!』


突如耳元で大音量で呼ばれ強制的に思考が途切れる。その元凶を睨みつけるが本人は何の悪びれもなく口笛を吹きながら、サングラスの奥にある瞳からこっちを見ている。


和人『何するんですか.....』


蓮夜『嫌、だって和人くん全然反応してくれないんだもん(笑) しょうがないよ。ところで本題に戻るけど、2つの配信枠には十六夜ちゃんとアリスちゃんを入れたいんだけど、良いかな?』


和人『あぁ、それなら問題ないですよ。丁度俺もその2人の先輩とはコラボしてみたいって思ってましたし..... それよりTwitterで大量に来てたあのコラボのお誘いとかどうするんですか?あんなの俺1人じゃさばき切れませんし、蓮夜さんだって1人じゃ無理があると思いますが.....』


蓮夜『ならよかった!それで、そっちの問題は..... 他のスタッフ達に丸投げしたから、いずれこの人とこの人とコラボしてくださいっていう奴とか多分出てくるでしょ?(笑) 知らないけど。』


和人『知らないんかい!?』


思わずツッコミを入れてしまったが、今改めて見ると本当に凄いイケメンな人だ。黙ってれば社内一イケメンとは誰が言っただろうか、まさにその通りだと思う。この人は本当に凄い人なのだろう。ただ、いい加減なとこはどうかと思うが.....


蓮夜『あ、そういえば和人くんの..... 嫌ラルクくんの生誕祭ライブは10月XX日を予定してあるから、覚えといて。にしても、よく考えるよね上の連中は、中の人と皮の方で誕生日を分けるなんてさ。』


和人『あまりそのやり方は好きでは無いですが、生誕祭ライブはやりたいので、しょうがないですね。』


蓮夜『そこをしょうがないで割り切る辺り君も十分凄い思考回路してるね。』


和人『それはお互い様では?』


和人・蓮夜『ぷっ、あはははははははははは』


まるで友達の様な...... そんな感覚で付き合えるマネージャー....... 改めて蓮夜さんが俺のマネージャーで良かったと思った瞬間であった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る