【1】人気者の彼女と日陰者の彼

   ***


黒崎浩二くろさきこうじくんに、葉月優華はづきゆうかさん。二人とも『超常特区スキルテーマ』の外から入学してきた外部生でまだこの町に慣れてないから、いろいろと教えてあげながら仲良くしてあげて頂戴ね」



 符号学園は中高一貫教育の体制をとっている性質上、高校から入学する外部生の人数はかなり少ない。

 クラス数で割れば、一クラスにつき二人から三人程度となってしまうくらいには、外部入学生の枠は限られている。


 それ故に外部生は、内部生よりある種の特別な存在として認識されるのが通例であるらしい。

 簡潔にいえば、転校生みたいなもの。自分達の生活環境ではないところ――日常の外側から現れた未知の存在に、彼らは多大なる興味をそそられるという次第なのだそうだ。


「それに、二人は『超常特区スキルテーマ』の外から来たっていう生粋の外部生だし、珍しいもの見たさって感じでみんな興味津々なのよ」


「へえー……俺の目には、それだけが目的っていう風には見えねーけど」


 転校生とは、押し並べてちやほやされるものである。

 ただしそれは、転校生が一人であるときに限る。


 教室の中心よりやや左後ろの席に座る優華と、その机を取り囲むようにして群がる1年+3組の生徒達。

 いや、中には他クラスの連中も何人か混じってるのか?


 飛び交う質問、湧き上がる観衆、そしてたまに黄色い歓声と、ちょっとしたお祭り騒ぎとなっている入学初日の昼休み。

 優華が数多の生徒達から投げかけられる質問攻めへの対応に追われる中、もう一人の転校生たる俺は何をしていたかといえば、二人いるはずの外部生の一方にのみ集う群衆を、端っこの席から遠巻きにぼーっと眺めていた次第であった。


「そりゃあそうでしょうよ。同じ転校生が二人いるなら、目つきの悪い男子よりもかわいい女子の方に人が集まるのは、もはや自然の摂理とすら言えるわ」


「ちょ、ちょっと栞!? その言い方は流石に失礼なんじゃ……ごめんね、黒崎くん! 栞も、悪気があって言ってるわけじゃなくて……!」


 しどろもどろになりながら、少年は申し訳なさそうに謝罪の言葉を口にしたが、発言をした本人はあっけらかんとした調子で、転校生二人の差を笑いながら見物している。

 相方がこんな様子じゃ、胃腸もさぞかしストレスで辛かろう。なんて、気立ての良い少年の苦労を想像し、俺は心の中で手を合わせておいた。


「だったら、なんてお前らは優華のところに行かないで、わざわざ俺なんかに話しかけに来たんだ?」


 仕返しというわけではないが、やや自虐的な意地の悪い質問を投げかけてみると、二人からはそれぞれ、互いの性格がわかりやすく読み取れる答えが返ってくる。


「敵の城を攻めるには、まず外側の堀から埋めるものでしょ? 仲のいい黒崎くんから篭絡しておけば、自然と優華ちゃんとも仲良くなれるって寸法よ!」


 人の悪そうな笑みを浮かべながら、堂々と人を踏み台扱いしてくる愉快な性格をしているのは、先ほどテニスボールを派手に打ち上げていた少女――夢野栞。


「ぼ、僕は違うからね! その、席も隣同士だし、同じ男子だし、仲良くなりたいなーって思って」


 そして、人のよさそうな笑みを浮かべながら、本心から俺なんかと友達になろうと思っている酔狂な――じゃなくて、親切な性格をしているのは、夢野の幼馴染で男子テニス部に所属している少年――時宮綴ときみやつづるであった。


 まあ、入学初日から教室の隅に追いやられている男に声をかけてきたくらいだし、二人とも悪い奴らではないことは確かだろう。

 夢野も口では手厳しいことを言ってはいるが、先ほどから積極的に話題を提供して、話を途切れさせないよう気遣ってくれてるし。

 もっとも彼女の場合は、ただ話すのが好きなだけって可能性もあるけど。


 どちらにせよ、コミュニケーション能力が壊滅的な俺としては、なにもせずとも話しかけてくれる存在というのはありがたいものであった。


「そういえばさっきも聞いたけど、黒崎くんと優華ちゃんって幼馴染なんだよね?」


「ああ、そうだな」


「いつ頃からの幼馴染なの?」


「厳密にはわからねーが……最初からって言い方が正しいのかね? 生まれた時から、家が隣同士だったみたいだし」


「生まれた時から! いいなー、私もあんなかわいい幼馴染が欲しかったわー」


 両手の指を胸の前で絡めて、大げさな動作で天井を仰ぎながら、妄想上の幼馴染に思いをはせる夢野。

 そんな彼女の姿を実在する幼馴染である綴はどんな顔をして見ていたかと言えば、「あっはは……」と乾いた声を漏らしながら、ただただ苦笑いを浮かべるしかないといった様子であった。


「ねえねえ黒崎くん! あんなかわいい子が幼馴染って、黒崎くん的にはどんな気分だったの?」


「どんな気分……?」


「小さい頃から幼馴染だったってことは、もしかして一緒にお泊りとかしたことあるの? さらにはさらには、一緒にお風呂とか入っちゃったり!? きゃー!!」


「近い近い! 怖えから寄ってくるな!」


「ストップ栞! 黒崎くん困ってるから!」


 下心丸出しの期待を隠すことなくにじり寄ってくる夢野と、それを後ろから肩を掴んで抑え込む綴。

 そんなコントみたいなやり取りをする二人の姿を前にしながらも、今の彼女からの質問に、俺の視線は自然と優華の方に引き寄せられていっていた。


 葉月優華。

 透き通った綺麗な瞳に、年齢よりも幼く見える整った顔立ち。腰まで伸びた艶やかな長髪に、健康的できめ細やかな美白の肌。

 そして、平均に比べてかなり小柄な身長に、背丈からは想像もつかないほど豊満な胸。


 清く正しく明るく優しく、純粋無垢を体現したような性格。

 周囲を引き寄せる不思議な人望と本人の明るい気質とが相まって、優華はどんな人からも好かれるような人気者の美少女となっていた。


「別に、お前が期待するようなことは何もなかったよ。どこにでも転がってるような、なんてことのない関係だ」


 普通なら、クラスカーストの底辺を這っている陰気な根暗野郎の俺なんか、声をかけることすらおこがましいほどに高嶺の存在である彼女。

 そんな彼女とたまたま家が隣同士であったが故に、俺は幼馴染として話すことが出来ている。


 それだけでも奇跡だというのに、それ以上何を期待しようというのか。


「それにしては、結構慕われてるように見えたけどー? 一緒に登校したりとかもしてるみたいだし」


「長い事一緒にいれば、そうもなるだろ。お前と綴とが仲良しなのと一緒だよ」


「へー、ほー……ま、そういうことにしておいてあげるわ」


 そんな風に意味深長な終わらせ方をされても、本当に何もないんだけどな。


 何もないことに――――何もなかったことにしているだけ。

 お前が思っているほど、楽しいことばかりじゃないんだぜ。なんて、後ろ暗い事を話しても、しょうがないだろうし。


 だから本当に、何もなかったのだ。

 話せるようなことは、何も。


「けど、そんな悠長なこと言ってたら、どこぞの馬の骨ともわからない人に、優華ちゃん取られちゃうわよ? あれだけかわいくて、そのうえ人当たりも良いだなんて、私が告白して、そのままおうちに持って帰りたいくらいよ!」


 馬の骨とか告白とか持って帰りたいとか、一呼吸の中にツッコミどころが多すぎて、まずどれから指摘していけばいいのかわからなくなる。

 返答が面倒になったので綴に助けを求める視線を送ってみたが、「どうしようもないんです。こういう女の子なんです」みたいな諦めた表情を浮かべながら、露骨に視線をそらされてしまった。


 ……仕方がない。話すのは苦手だが、嫌いなわけじゃない。

 ひとまずは昼飯でも食いながら、恋仲のような関係だという思い込みから解消していこうかと、長期戦覚悟で二人との会話を再開しようと口を開いた――――その時だった。






 ――――バン! という大きな破裂音が、教室の空気を一瞬にして凍りつかせた。






 何十個もの風船が一斉に破裂したかのような耳を劈く爆音に、俺は反射的に顔をしかめてしまう。

 二人も俺と同じように、隠すことなく不快感を露わにしていた。


「はいはーい、ちょっと退いて下さいねー」


 教室の空気が瞬時に制圧される。

 騒動の中心地点では、破裂音を発生させた張本人と思われる男子生徒達が、一か所に集まる群衆を強引に退かせていた。


「綴。あいつら……いや、は誰だ?」


 初めに三人全員の名前を聞こうとして、すぐにその必要がないことに気付いた。


 群がる生徒を散らす二人の男。そして、彼らの切り開いた道を悠々と、肩で風を切りながら歩く一人の男。

 誰がリーダーで、誰がその取り巻きなのか、あまりにわかりやすすぎる構図に、俺は心の底から反吐が出そうになる。


 これから起こるであろう、面倒事も含めて。


「……夏焼煉次なつやきれんじくん。中学の頃からかなり素行が悪くて、いろんな人が迷惑を被ってて……いつもああやって、取り巻きの人達を従えてるんだよ」


「迷惑ってのは、お前や夢野もか」


「……うん。特に栞なんかは……ほら、あんな性格だから」


 強気で勝気な彼女は、そう簡単には屈しなかったのだろう。

 今だって眉間にしわを寄せながら、忌々しそうに彼らを睨みつけているし。


 しかし、そんな気の強い彼女であっても、あの男のクラス内での横暴には口を出せずにいる。

 ただ憎々しげに、夏焼煉次に強い眼差しを向けることしか出来なくなっている。


「不満を持っている人間は大勢いる。それなのに、誰も逆らえないでいる。ってことは、あいつはそれだけ強大な力を――を、持ってるんだな」


「……そうだよ。そのせいで僕らは、彼に逆らえないんだ」


 逆らっても無駄だと、思い知らされているから。

 この都市――能力者の集う都市『超常特区スキルテーマ』において、能力の強さとはそれだけ絶対的な力の象徴なのであった。


「葉月優華ちゃんだっけ? 朝の挨拶からずっと見てたけど、ちっちゃくてかわいいねー」


「あ、ありがとー……」


 力で威圧して人垣を蹴散らし、強引に作り上げた一対一の状況で、夏焼は親しげに、心の壁も無視して馴れ馴れしく話しかける。

 対する優華の反応は、どちらかといえば引き気味な、芳しくない反応を示していて。


 誰とでも仲良くなれる人間にも、苦手とするタイプは存在する。

 優華の場合、それはああいったわかりやすく身勝手な――良識の不足した連中であった。


「ねえねえ、優華ちゃんって『超常特区スキルテーマ』の外から来たんだよね?」


「う、うん。そうだよ」


「へえー、いいねえそういうの。俺ってば、中学の時からここにいるから、あんまり外のこと知らないんだよね。あ、そうだ。ならさ、ちょっと俺に外の世界のことを教えてくれないかな? この後一緒に昼飯でも食べながらさ」


 机の角に手をつき、気色の悪い笑みを浮かべながら、頷くことを迫るように顔を近づける夏焼。


「えっと……ごめんなさい。お昼ご飯はその、浩二と食べる約束をしてるから……」


「いいじゃんいいじゃん、ちょっとくらい。その浩二とかいう奴も、一回くらいは許してくれるって」


「で、でも……」


 やんわりと断っているにもかかわらず、なおもしつこく詰め寄っていく。

 取り巻きの二人が退路を断つようにして机を取り囲んでいるせいで、優華は席を離れて、逃げることすら出来なくなっていた。


「……どこにでも、ああいう連中はいるもんだな」


 暴力で支配したり、権力で支配したり。人を上から抑えつけて、我が儘を通すのがそんなに楽しいのか。

 なんにせよ――これ以上こんな茶番を、見過ごすわけにはいかなかった。


「え……ちょっと、黒崎くん!?」


 立ち上がった時に生じた椅子を引く音に、周囲の目線が一気にこちらへと集中する。

 ……ああ、嫌だね。大勢の人間に見られるのは会話以上に大の苦手だ。もっとも、肝心の下衆野郎共はまるで気付いちゃいなかったが。


 椅子から立ち上がり、そのまま一直線に優華の下に歩み寄る。

 すぐ隣まで来ても気付かないなんて、随分と危機感のない人間だ。あるいは俺程度の矮小な存在、危機を感じるまでもないといったところか。

 なんにせよ、軽んじて見られているならば、それに越したことはなかった。


 机の対角まで身を乗り出している夏焼の肩を手で押しのけ、強引に二人の間へと割って入る。

 露骨に嫌悪を示す男の表情など無視して、俺は優華だけに声をかけた。


「あっ、浩二……」


「ほら、そろそろ昼飯を食いに行こうぜ。早くしないと、昼休みが終わっちまうしよ」


「……う、うん、そうだね! 今、お弁当取り出すね!」


 暗く陰っていた優華の瞳に、ふっと明るい光が戻る。

 その表情の変化に、胸の奥がチクリと痛む。そんな風に安心しきった顔をされてしまっては、嘘でも信頼されてるんじゃないかって錯覚してしまいそうになる。


 勘違いも甚だしい。優華はただ、この状況から脱せることに安心しただけ。

 そしてその役割を、たまたま俺が担っただけにすぎないのだから。


 そう思い込むことで心の安静を取り戻しつつ、俺は弁当を手にした優華と一緒に教室を後にしようとするも――――


「おいおいおいちょっと待てよ、何ガン無視してくれちゃってんの? ねえ?」


 それをやすやすと許してくれるほど、夏焼煉次は甘くなかった。


「浩二くん、だっけ? ねえ、もしかして王子様気取っちゃってるの? 同じ転校生として、かわいい女の子のピンチは見過ごせないみたいな、つまらない正義感出しちゃったの?」


「だったらなんだ。俺が優華とどこへ行こうが、お前には関係ないだろ」


「関係ない、ねえ……くっはは、ちょっと優華ちゃんと仲がいいからって、調子乗ってんじゃねえぞクソ野郎が!!」


 顔を真っ赤にして荒々しく地団駄を踏みながら、唾を撒き散らして夏焼は叫ぶ。


「いい機会だ、転校生のてめえに教えてやるよ! この学園では、強い能力を持つ人間が、一番偉いんだって事をなあ!!」


 そう雄叫びを上げた次の瞬間、夏焼の両手から真っ赤な光が揺らぎ始めた。


「ああ、これが――――」


 ――――これが、この都市での力なのか。


 能力。それは、特定の人間のみが司る超常的な力の総称。

 外の世界ではほとんど目にすることはないが、この『超常特区スキルテーマ』に住む生徒であれば誰もが当たり前のように持っている力。


 例えばそれは、テニスボールのように小さくて軽いものを停止させる力であったり、机を叩いた音を増幅させる力であったり――――あるいは、炎を自在に操る力であったり。



「ムカつく野郎を焼き尽くせ! 『火災旋風ブラッドブレイズ』!!」



 紅蓮の輝きが爆発的に発散され、彼の能力は燃え盛る炎となって目前に顕現する。

 『火災旋風ブラッドブレイズ』炎を操る能力、といったところだろうか。


 夏焼の憤怒が具現化したかの如き爆炎は、なるほど確かに、こいつらが逆らえなくなることが一目で理解出来るくらいには、圧倒的な暴力を感じさせられるものであった。


「怖いか? 恐ろしいか? 今更泣いて謝ったところで、許しはしないけどなあ!!」


 周囲に炎を纏わせながら、一歩一歩迫ってくる夏焼。

 その表情には、自分の勝利を疑うこともしない、自信に満ちた笑みだけが浮かび上がっていた。


 その瞳が、やがて絶望に染まることも知らずに。


「どうした、ビビって声も出ないってか?」


「……いいや、違うね。呆れて声が出せなくなってたんだよ。いや、これはもはや呆れを通りこして哀れみかね?」


「けっ、その強がりもいつまで持つかねえ?」


「強がりじゃねーよ。だって――――お前はもう、




 ――――刹那、夏焼の周囲を渦巻いていた炎が、灯火すら残らず消失した。




「…………は?」


 突然の消散に、夏焼は動揺の声を漏らす。

 そして次の瞬間、己の身に生じた不調を認識すると同時に、彼はその場で膝を折って崩れ落ちてしまう。


「がっ……!! な、なんで……なんで動けねえ!? なんで動かせねえ!? なんでだよ……どうして『火災旋風ブラッドブレイズ』が使えねえんだよ!?」


 炎を操る能力、そして肉体を自由に動かす力。

 そういった力の全てを、夏焼はほんの一瞬の間に喪失したのであった。


「何をしやがった! これがてめえの能力だってか!!」


「さあ、どうだろうね。案外ただ、お前が勘違いしてるだけなのかもしれないぜ」


「はあ!? 何言ってんだよ! わけわかんねえよ!!」


 行動の自由を奪われた夏焼は、額に大量の汗を浮かばせながら、無様に喚き散らすことしか出来ない。

 絶対と信じていたものを失った、お山の大将の哀れな末路。


 愉快痛快なんて感情は欠片も湧いてこなかった。

 心にあるのはただ、優華を困らせたことへの怒りだけ。


 ベルトに括り付けたナイフポーチから小刀を抜き出し、刃先を顔に向けて威嚇する。

 予想していなかった凶器の登場に、夏焼の瞳は絶望の色に染まっていく。


「一つ、警告しておこうか」


「――――!! ――――!!」


 動かせない四肢で無駄な足掻きを続けながら、夏焼は情けない声で命乞いの言葉を漏らす。

 残念ながら脳が認識を拒絶しているのか、彼の遺言を聞くことは叶わなかったけど。


「もしもまた、優華に手を出そうっていうなら――――」


 力なく広げられた手足。むき出しの心臓部。

 ゆっくりと歩み寄ながら、突き立てるべき箇所を見定める。


 ――――そして、


「――――この程度じゃ、済まないから」


 ザクリ、と、風情も感慨深さもない一突きで、+3組の不良債権――夏焼煉次は、あっけなく『死亡』したのであった。


「…………」


 再び、教室中が静まり返る。教室中の視線が一カ所に集まっていることがひしひしと伝わってくる。

 周囲を見回し、取り巻きの二人が既に逃げ去っていることを確認した俺は、皆が混乱から立ち直るその前に、優華の手を引いて急いで教室から抜け出した。


 もっとも、この逃亡は現状を先送りにしただけで、何の解決にもなってはいないのだけど。

 それでもひとまず、今は優華と二人きりの空間で静かに過ごしたかった。


「……ありがとう、浩二」


「気にするな、これくらいなんてことない」


 繋いでいた右手が、ギュッと強く握り返される。

 顔は見れなかった。けど、繋がれた彼女の左手だけは、一度だって放さなかった。

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