教室革命

王冠を渡した前の王が

鮮やかにも堕落して

今まで愚民だった彼女に

王冠は行き渡った

嵐の前の静けさは終わり

乱れきったこの空間

皆が殺伐として

この世ではないみたい

だってあの方の気に障ったら

何もしていなくても処刑だ

有る事無い事を罵られ

暴かれ晒されるんだ

だからあの方より

出来る者はその爪を隠すべき

淀むことに快感感じた

教室が今日も鳴く


今日も明日も明後日も

皆は嘆くだろう

常に愚民の私達には

その尊さもわからないから

神々しいお姿だけを

崇めていれば良い

それでも虐げられた恨みは

沸々と湧き上がる

あの方の好きにさせていたら

きっと誰もいなくなってしまう

有る事無い事で弄ばれ

席がまた一つ空く

あの方より

出来ても出来ずとも

その幕は勝手に上がるから

教室は土に帰る


もし私達が武器を持っていたら

すぐにこの地獄打ち消せる

それに気づいた一人の同志が

高らかに剣を抜いた


あの方のお気に障っても

平和は必ず手に入れる

無い事は勿論有る事でも

好きには言わせない

貴方よりも

出来る人なんて

私以外にだって当然いるから

貴方の王冠を剥ぐ


さぁ新しい王政の始まりだ

革命私達はまだ止まらない

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