第Ⅱ章 第18話 ~私の魂が、求めて止まらないから……っ~
~登場人物~
ミネア・ルンハイト……ノイシュの
ウォレン・ガストフ……ヴァルテ小隊の隊員で、戦士。男性。あらゆる術を無効化する術
ノヴァ・パーレム……ヴァルテ小隊の隊員で、術士。女性。様々な
ビューレ・ユンク……ヴァルテ小隊の隊員であり、術士。また修道士でもある。女性。回復術の使い手
「レポグント軍がっ、
ビューレは
「ビューレさん、しっかりして下さいっ……」
耳元でノヴァの声が聞こえ、自分が受け止められた事に気づく。胸の奥から安
「ビューレ、すまないが説明してくれ……どういう事なんだ」
不意に低い別の声が聞こえ、それがウォレンのものだと分かった。声音には
――そうだ、私は
しばらくこのままでいたいという想いを
「……敵軍がっ、河を
そうビューレが声を
「私達も応戦したけど……激しい術連
ビューレは思わずうつむいた。
「ノイシュはっ、
不意に強い口調が
「……ノイシュと隊長は、
「そんな……ッ」
ミネアが小さくかぶりを振りながら
「……分かった。すぐにヨハネス様の元へ向かおう」
そう
――……ミネア?
不意にビューレが顔を後ろへと向けると、ノイシュの
「どうしたの……」
ビューレは思わず声をかけると、ミネアはゆっくりとこちらに顔を向けてきた。
「ここで、お別れだね」
「え……」
ミネアの静かな
「行かなきゃ……ノイシュが死んだら、私……っ」
不意にミネアの瞳から一
「私の
そう告げた直後、ミネアが背を向けるとそのまま森の
「ミネア……ッ」
「ミネアさんっ」
ウォレンとノヴァが同時に驚きの声を上げる。
――そんなっ、ミネア、どうか戻って……ッ
ビューレは右手を
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