登場人物紹介・第二章まで
年齢は、第二章終了時点(1415年)。
ネームドキャラクターは実在した人物です。
名前を検索すると、生没年などネタバレ込みで詳細なプロフィールが分かります。
作者の力量不足で、時代考証が甘い部分もありますが、ストーリーに支障を来さないようにわざと簡略化している部分もあります。ご容赦ください。
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▼シャルル・ド・ヴァロワ(Charles de Valois、12歳)
本作の主人公。狂人王シャルル六世の10番目の子で、第五王子。
王立修道院で育つ。両親、兄、姉、宮廷生活を知らない。
マリー・ダンジューとの婚約をきっかけに還俗し、アンジュー公の居城アンジェ城で暮らすようになる。
1403年2月22日生まれ。称号はポンティユ伯。
▼アンジュー公ルイ・ダンジュー(Louis d'Anjou、38歳)
マリーとルネの父。
マリーとの婚約を名目に、主人公を修道院から引き取った。
大諸侯のひとりだが気さくな性格。子供たちの養育と領地経営に専念している。
1377年10月5日生まれ。
▼ヨランド・ダラゴン(Yolande d'Aragon、31歳)
アンジュー公の妃。アラゴン王国の王女。マリーとルネの母。
マリーとの婚約を名目に、主人公を修道院から引き取った。
慈愛と聡明さを兼ね備えた美しい貴婦人。
1384年8月11日生まれ。
▼マリー・ダンジュー(Marie d'Anjou、11歳)
アンジュー公とヨランドの長女。主人公の婚約者。
1404年10月14日生まれ。
▼ルネ・ダンジュー(René d'Anjou、6歳)
マリーの弟。騎士道物語が好き。ちょっと寒がり。
1409年1月16日生まれ。
▼シャルル・ダンジュー(Charles d'Anjou、1歳)
マリーとルネの弟。愛称はシャルロット。
1414年10月14日生まれ。
***
▼
主人公の兄。父王に統治能力がないため、国王代理(摂政)を務める。
義父ブルゴーニュ公の謀略を暴き、宮廷から追放した。称号はギュイエンヌ公。
1397年1月22日生まれ。
▼無怖公ブルゴーニュ公(Jean de Bourgogne/Jean sans Peur、44歳)
フランス最大勢力の貴族。淫乱王妃イザボーの愛人。
王弟オルレアン公を殺害して以来、宮廷の実権を握っている。
ひそかに反乱を組織したが首謀者であることが発覚し、王都から逃亡。
1371年5月28日生まれ。
▼
主人公の父。フランス王国ヴァロワ王朝、第四代国王。
生まれつき精神が弱く、統治能力に欠けている。たびたび問題行動を起こす。
1368年12月3日生まれ。
▼イザボー・ド・バヴィエール(Isabeau de Bavière/Reine de France、45歳)
主人公の母。シャルル六世の王妃。
王弟をはじめ、名のある貴族たちと見境なく関係を持つため、淫乱王妃と呼ばれる。たいへんな浪費家で、王子王女の養育費まで使い込む。
1370年4月28日生まれ。
▼アルテュール・ド・リッシュモン(Arthur de Richemont、22歳)
ブルターニュ公の弟で、王太子付きの
1393年8月24日生まれ。
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▼ジャン・ダンギャン(Jean d'Enghien、13歳)
主人公の従兄。王弟オルレアン公の庶子。
主人公とともに修道院で育つ。ゆるい主従関係。
王族の端くれだが、騎士になることを夢見ている。
1402年11月23日生まれ。称号はデュノワ伯。
▼オルレアン公シャルル・ドルレアン(Charles d'Orléans、20歳)
主人公の従兄。ジャンの異母兄。王弟オルレアン公の嫡子。
父からオルレアン公の称号を継承した。
詩を好む穏やかな性格だが、ひそかに両親の敵討ちを誓っている。
1394年11月24日生まれ。
▼王弟オルレアン公(Louis d'Orléans、故人)
狂人王の弟。主人公の叔父。ジャンの父。
ジャンが5歳の誕生日の当日、王妃の愛人ブルゴーニュ公に暗殺される。
1372年3月13日生まれ。1407年11月23日没。享年35歳。
***
▼ヘンリー五世(Henry V、28歳)
イングランド王国ランカスター王朝、第二代国王。
休戦協定を破棄し、フランス王位を要求して宣戦布告。百年戦争を再開する。
1387年9月16日生まれ。
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