第14話 水曜スペシャルと木曜スペシャル
子供は探検が大好きです。私もその一人で、探検のまねごとをして遊んだりしました。そんな子供のあこがれ、「探検」を本当に見せてくれたのが水曜スペシャルの川口浩探検隊です。
あ、昭和生まれの皆さん、もう笑っているでしょう。そう、蛇に襲われるとき、蛇がしっぽから落ちてくるアレです。
小さい頃はワクワクしながらトイレも我慢するくらいの勢いで、食い入るように見ていました。タイトルがそそるんです。
「恐怖の人食いザメ‼ 南オーストラリア嵐の海に人間が食われる瞬間を見た!」
「巨大怪蛇ナーク‼ タイ秘境底なし沼に恐怖の魔人は実在した」
「恐怖の首狩り族! ルソン島未踏の奥地にウロン族は実在した‼」
この大げさな感じがたまりません。でもいつも期待するものはでてこないんですよね~。
ネットで調べると、なんと、DVDが販売されていました。懐かしいお顔の写真にムズムズ。そして、このDVDのレビューが最高です。皆さん、川口浩探検隊にあこがれてワクワクした人たちですが、嘉門達夫さんの歌「行け行け川口浩」のとおりであることを認め、それを確かめながら楽しんで見ています。ヘビトカゲのバラナーゴは、生きたミミズオオトカゲにアミメニシキヘビの皮+尾をチョッキのように着せた作り物であることを見破った方もいらっしゃいました。昭和には許されていた過剰な演出がたくさんあるようなので、今見たらとっても面白いでしょうね。
さて、川口浩探検隊はテレビ朝日系列の「水曜スペシャル」でしたが、日本テレビ系列の「木曜スペシャル」というのもあったんです。私はその中でも矢追純一UFOシリーズ、ノストラダムスの大予言、超能力特集などが大好きでした。
超能力者、ユリ・ゲラーの来日で、スプーン曲げがブームになり、給食の先割れスプーンでやってみる子がいましたね。クラスの45人分、45本あるスプーンのうち1本や2本は、力ずくで曲げて戻したのでは? という感じの、首のところが波打ってるものが混じっていました。給食のスプーンは柔らかかったですから、子供でもがんばれば曲がったと思います。
では、本当に超能力で曲げられるのか疑っている皆様、カクヨムおニャン子クラブ会員ナンバー5番、和響ちゃんの近況ノート、3月15日「スプーンです」をご覧になってください。和響ちゃんが曲げたスプーンの写真、ユリ・ゲラーもビックリです。2回転しているんです。曲げ方は簡単。信じれば誰でもできるとおっしゃっています。興味のある方、ご覧になってね。
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