過去編:『あの日』の出来事③
ステータスプレートから文字がいきなり入れ変わった瞬間、5人の前に、1本の少し輝く剣・真っ黒色に染められた大きな剣(大剣)・銀色のとても大きな盾(大盾)、などの武器類が所構わずいきなり出現した。
「…ねぇ、詩音先輩。本当にコレからどうしましょうか?」
正人は、この5人の中で唯一年上の詩音に困った声で話をした。
「いや、すまんな正人。…流石にこういう経験がなくて私でも余り分からないんだ。」
詩音も正人と同じように困った声で、正人に受け答えをした。
「正人さん、正人さん。」
「ん?どうした志乃?」
「いやこれ思ったんですけど、武器が出たって事は私達に『ステータス』の『職業』に合う適正武器を使えって事ですよね。」
「え、お前……天才じゃないのか!」
「ほら正人さん。多分『あれ』を言ったら出ますよ。」
「あぁ、分かった。『ステータスオープン』
ーーーまじかぁ、出ちゃったよ。」
正人の前に、先程出た薄く青いプレートにびっしりと重要な言葉が書かれていた。
~~~ステータス一覧~~~
柊正人「17歳」
職業「剣士」
レベル「1」
魔力「F」
体力「E」
筋力「E」
俊敏「E」
耐性「E」
スキル「なし」
スキルポイント「0」
(これが良いのか全然分からん!)
正人は少し分からないと言った顔でいると、それの顔を読み取ったかのように茜が傍に近づいてきた。
「えへへー、正人正人。見てみて!…『ステータスオープン』」
~~~ステータス一覧~~~
松本茜「17歳」
職業「大魔道士」
レベル「1」
魔力「D」
体力「E」
筋力「E」
俊敏「E」
耐性「D」
スキル「なし」
スキルポイント「0」
「…」
「正人先輩、正人先輩!私のも見てください!…『ステータスオープン』」
~~~ステータス一覧~~~
佐野彩香「16歳」
職業「盾姫」
レベル「1」
魔力「E」
体力「D」
筋力「D」
俊敏「E」
耐性「E」
スキル「なし」
スキルポイント「0」
「……」
「正人さん、正人さん。私のも見てください。…『ステータスオープン』」
~~~ステータス一覧~~~
篠原志乃「17歳」
職業「暗殺者」
レベル「1」
魔力「E」
体力「E」
筋力「E」
俊敏「D」
耐性「D」
「………」
「正人、私のも見てくれ。…『ステータスオープン』」
~~~ステータス一覧~~~
九条詩音「18歳」
職業「魔法剣士」
レベル「1」
魔力「E」
体力「E」
筋力「E」
俊敏「E」
耐性「E」
スキル「なし」
スキルポイント「0」
「………………」
正人は全員のステータスを見た瞬間、ぽけーと放心状態に陥っていた。
「え?正人、正人!」
「ちょっと、正人さん!?」
「え!?正人先輩!」
「え、正人!」
4人の少女がびっくりしながら大きな声を出しながら心配の声を交えて大きな声を出していた。
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別作品で『デレデレな幼馴染の彼女』というラブコメ系を書いているので興味がある人は見てください。
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