トチ狂った設定に、最高の結末。

「聖女とは、神の寵愛を一身に受け、多大な回復関係の力をもった、または手にした存在である。」これは、多くの異世界系の物語の「聖女」像として採用されている設定です。
また、多くの場合、これに「聖女は慈悲深く、殺生を好まない」といった要素も加わりますが、それを真っ向から否定したのがこの作品。
よくある「スキルやジョブがわかる儀式」のようなもので「聖女」となった主人公はなんと、これまでに多くの人間を殺めてきた「暗殺姫」と呼ばれる暗殺者で、多くの作品で描かれている「聖女」像とは大きくかけ離れています。
一応聖女らしい行動はしていますが上辺だけ、内心では退屈だ、面倒だなどと考えるような主人公。
そんな主人公に模擬戦を挑んだ王子は主人公に一目惚れしてしまいます。
が…。