アノ小説はなぜドラマ化・映画化・漫画化されたのか? ~あんな事、こんな事が書かれてた! あの人気作はこんなにエッチ?! これであなたの小説も映画になるかも!
第44回 第7回カクヨムweb小説コンテストの大反省会 その2
第44回 第7回カクヨムweb小説コンテストの大反省会 その2
続きです。
短編については、自分でも出来すぎだと思うくらい上手く行きました。
長編での失敗を繰り返さないように注意し、だんだんカクヨムの仕組みとかコツみたいなものをつかみかけて来たからでしょう。
特にランキング攻略法については思惑どおりでした。その分書く内容を充実させるという本来向けるべき方向性よりも、ランクにこだわり過ぎたきらいがあります。この点は大いなる反省点です。
これに対し、長編はどうしょうもない失敗を色々としてしまいました。いずれも無知から来た失敗です。
一言で言えばカクヨムの、ひいては小説投稿サイトの仕組みが良く分かっていなかった事からくる失敗と言えます。
以下、私の失敗の数々を列挙します。
1 一気に全部アップしてしまった
2 コンテスト開催初日から投稿をスタートした
3 良く考えずにタイトルを決めた
4 各話ごとの題をつけなかった
5 プロフィールがショボかった
6 短編があるのにしばらくアップしなかった
7 ☆や♡をもらうための記載がなかった
8 まずはGIVE。他の人の☆や♡、レビューを積極的にしなかった
9 行間がギッチリと隙間なく読みづらい状態だった
10 一話あたりの文字数が多すぎた
11 アピールが下手だった
12 TOPページの研究不足
13 お知らせのチェック不足
順次見ていきましょう。
1 一気に全部アップしてしまった
連載という形をとっていればあり得ないミスですが、私の場合は最初の長編小説を全部書き上げてからカクヨムに登録しました。そして、一刻も早く誰かに読んで欲しいと思い、あせって一気にアップしてしまいました。
新着記事というトップページにリンクされるチャンスを分散せず、まとめてしまったのです。なんてもったいない。
このミスはけっこう初期にはやらかしている人は多いみたいですね。近況ノートで良く見かけます。
2 コンテスト開催初日から投稿をスタートした
私が最初に投稿したのは昨年の12月1日、そう、カクヨムコン開始日です。
まあ、一番の目的がコンテスト参加でしたので、これは私にとってはごく自然の流れだったのです。しかし、その後にある方のエッセイを読んで愕然としました。
大きなコンテストの開催中にスタートするのは最悪であると。
なぜなら、協力なライバルが優秀な作品を相次いで発表する時期ゆえ、埋もれてしまうからです。
良く考えてみれば当たり前の事なのですが、当時はそんな事にまで考えが及びませんでした。
それともう一つ。新作時や上位ランク入り等がトップページにリンクされるチャンスですが、他にもチャンスがあります。
それが「注目の作品」です。
この「注目の作品」は、上位ランカーでなくてもトップページにリンクされる重要なチャンスなのです。
問題はどうすれば選ばれるかですが、謎が多く確実な方法はないようです。カテゴリも特に偏らせないような配慮もないですし。今のところ前日に☆がもらえる事、一週間以内に更新されている事が必要条件みたいです。
さて、話をコンテストに戻しましょう。お気づきの方も多いと思いますが、コンテスト中はこの「注目の作品」が少なく、かつ目立たなくなってしまうのです。
なぜなら、コンテストの上位ランキングにかなりスペースを割かれているからです。
このようにコンテスト中に新人が参入するのは、かなり無茶な選択だという事になります。
もう少し早い、閑散期にアップしていればいくらか違う結果だったかもしれません。原稿は10月末くらいに仕上がって、自主校正済みでしたので。
3 良く考えずにタイトルを決めた
タイトルの重要性については改めて私が言うまでもないでしょう。
自分としては有名小説等を参考にタイトルを練りました。それなりに気に入っていたのですが、ウェブ小説としてはいただけないタイトルでした。
それは、タイトルから物語の内容が分かりにくいからです。当初はサブタイトルなしでした。
「ひとり遊びの華と罠」これではどんな話なのかさっぱりわからず、人間のサガとして分からないものはスルーするという事になってしまいます。
これからどの小説を読もうかと物色している状態から、一歩進んで読んでもらう必要があります。そのためには、ぱっと見てどんな話か分かるタイトル(さらにキャッチコピー)でなければいけません。
だから長いタイトルが多いのです。ただ単に流行っているだけなら、私は取り入れようとは思いませんでした。
4 各話ごとの題をつけなかった
当初、私は章のみ題を付け、各話については数字で示していました。
これは、一般の小説をまねたのです。中にはウェブ小説のように各話ごとの題を付けているものもあります。既に紹介した作品ですと「イニシエーション・ラブ」がそうです。
ちなみに、「イニシエーション・ラブ」の各話は有名な歌の曲名です。ex. 君は1000%等
でも、他は数字か、もしくは一行空白を入れるだけか、なんらかの区切りを入れるぐらいです。
リアルの冊子ならばそれでも特に問題はないですが、ウェブ小説では困ります。これは読む側の立場に立ってみれば分かります。
貴重な時間を費やして読んでいただく訳ですから、各話ごとにどんな話なのか分かった方が良いです。
もし仮に、途中で多少つまらない話があったとします。その後とか2~3話先に興味深い題の話があれば、「読んでみよう」という気になってもらえる可能性があります。
ところが、数字しか並んでいなければ、もうその人は脱落して戻って来てはくれないのではないでしょうか。
私は自分が読み手の時にこういう経験をして、やっと自分のミスに気が付きました。遅すぎますね。
5 プロフィールがショボかった
まずは自分に合った読者が獲得できないというミスマッチの原因になります。
更に、もしプロフィールが充実していればこんな恩恵があります。仮に最初に触れた作品がもし気に入ってもらえなくても、他に「こんなジャンルも書いてるんだ。そのジャンルはお気に入りだから読んでみるか」となって縁が出来る可能性が出てきます。
ところが、プロフィールがショボければそういうチャンスをみすみす逃している事になる訳です。
◇◇◇◇◇◇
読んでいただきありがとうございました。
次の第45回は引き続き「第7回カクヨムweb小説コンテストの大反省会」です。 お楽しみに!
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