第17回 長編小説の仕上げ方 その1

 今回は趣向を変えて、長編小説の仕上げ方についてお話します。


 けっこう大きなテーマなので、別の作品にする事も考えました。でも、そこまでではないのと、収集がつかなくなりそうなのでこちらで不定期に取り上げます。


 まずはじめにお断りしておきますが、決して書き方ではありません。私も試行錯誤の最中ですから。もちろん発見したコツ等はみなさんと共有すべく公開したいと思います。


 長編小説の一番のハードルは、その分量に圧倒されてしまう事ではないでしょうか。原稿用紙換算で200枚以上となるとかなりの分量になります。私が書く事が好きであるにもかかわらず、書く事を何年もの間躊躇ちゅうちょしていた一番の原因です。


「自分にはとてもそんな多くの文字数の物語は書けない」というプレッシャー。これをものともせず、仕上げるにはどうしたらよいか。これは実際に仕上げた経験のある方でも、いやそうだからこその切実な悩みではないでしょうか。


 仕上げた事のない方はもちろんだと思います。


 そこで、私が仕上げるためのコツみたいなものを公開して、みなさんと共有したいと思います。


◇ きっかけ

――「好き君」こと「好きだから、好きと言えなかった君へ」誕生秘話――(という程おおげさなものでもない)


 まずは長編の前に、私が短編を書こうと思ったきっかけをお話します。


 私は短編を書こうと思った事は今までありませんでした。なぜなら書籍化出来ないと思い込んでいたからです。


 実際には短編をいくつか集めた書籍もありますが、やはり1冊で1作品と比べると少ないですね。


 であるにもかかわらず、なぜ短編小説を書こうと思ったのか。実は意外なきっかけが元です。


 私は音楽鑑賞が趣味です。といっても立派なオーディオセットを揃えたりとか本格的ではなく、主にカーステレオでドライブ中に聴くような感じですが。


 ジャンルは、小説にも書いたとおり学生の頃はユーロビート、今はポップスを聴いています。例えばYOASOBI、髭男ことOfficial髭男dism、BACKNUMBER、King Gnu、ヨルシカ、緑黄色社会等が好きです。


 特に好きなのがYOASOBIです。


 デビュー曲の「夜に駆ける」は一目惚れならぬ一聴き惚れしました。しかも一発屋ではなく、出す曲出す曲神曲ばかり。すっかりファンになりました。一番好きなのは「怪物」ですが、他も甲乙つけ難い。嫌いな曲は一つもないです。こんな事今までありませんでした。


「夜に駆ける」

https://www.youtube.com/watch?v=by4SYYWlhEs


「怪物」

https://www.youtube.com/watch?v=dy90tA3TT1c



 更にAYASEも、IKURAもソロ活動もしており、これがまた良い。


 AYASEのおすすめは「夜撫でるメノウ」、IKURA(幾田りら)でおススメは「ロマンスの約束」と、「スイートメモリーズ」のカバーですね。


「夜撫でるメノウ」

https://www.youtube.com/watch?v=ZLBUxmIWTa0


「ロマンスの約束」

https://www.youtube.com/watch?v=OxAGbFzijx0


「スイートメモリーズ」

https://www.youtube.com/watch?v=vdPiAexMyUY



 もう一つYOASOBIの魅力があります。それは小説を元に曲作りをしているという事です。


「夜に駆ける」の元となった小説は「タナトスの誘惑」です。

https://monogatary.com/story/33826


 私がなぜ柄にもなくプラトニックな恋愛小説を書いたのかというと、YOASOBIに歌にしてもらいたかったからです。


 そのためにはエロを封印しなければならなかったのです。


◇◇◇◇◇◇



 読んでいただきありがとうございました。


 次の第18回は引き続き「長編小説の仕上げ方」です。

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