第6話 総大将がやってきた

 村に帰った僕を見た村にいる女性達は、


「ハウッ!」って言ってバタバタと気絶して行く。そして、僕を見た男性達は「チクショウッ!」って言って防塞都市方面に向かって走り去って行った。


 一体何があったの?


 不思議に思いながら、倒れた女性達を1人ずつ空いてる家に連れて行って寝かせてあげた。


 そして、自分の家に入ろうとした時にマイヤさんに声をかけられた。


「良かった、コーウンくん、無事に帰ってきたのね!」


「はい、今日は凡そ15万の魔族軍を昇天させました」


 そう返事をしながらマイヤさんに振り向くと、マイヤさんも、


「ハウッ!」


 と言って気絶してしまった。僕は觀調を使って原因を調べた。


 そしたら、人外どころか神外な数値になった僕の魅力と性力にただの人が耐えられずに気絶していた様だ。男性は相対した瞬間に敗北を悟り、去って行ったらしい。


 ソコで僕は体から出ているフェロモンを袈裟袋に収納する事にした。上手くいって良かったよ。


 それからマイヤさんを起こして、魔族について聞いて見たら、獣軍と死霊、不死者軍がなくなったなら、後は魔王直属軍だけらしい。その数凡そ50万。


 僕は分かったって言って、明日には解決するからとマイヤさんに伝えた。

 そしたら僕の言葉に感激したマイヤさんが、服を脱ぎ捨てて抱きついてきたんだ。


 僕は鼻血を噴出しながらもお経を唱えた。


「オンアキシュビヤウン」



「アヒィーー、昨日より凄いのーー!!」


 また、体のある部分から体液を噴き出しながらマイヤさんは逝った。ビクンビクンが昨日より大きい気がする。


 僕は昨日と同じ様に掃除をしてから、マイヤさんを抱えてベッドに寝かせた。昨日よりビクンビクンが長いけど大丈夫だよね?


 それから僕も自分の家に帰り、就寝したんだ。


 そして翌朝、マイヤさんはまだ起きてない。心配になって様子を見に行ったら穏やかな顔で静かに呼吸をして寝ていたから、そのままにして僕は境界に向かった。


 そして、遂に魔王と相対した。


 

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