応援コメント

その推論は優しさに向かう」への応援コメント

  • ごきげんよう、なるほど、雪羽くんのお母様の不審死が象徴するように、当時の雷園寺家の不穏すぎる状況、ましてや入り婿の千里さん側の外戚の介入も含めて、千里さんはこのままでは自分だけでは雪羽くんを守れないと感じたのかもしれませんね。
    奥様に続いて、その奥様の忘れ形見の雪羽くんまで失うようなことになってはいけない、そして雷園寺家との関係を断つことによってターゲットから外し、且つ頼りになる強い三國さんに守ってもらおう、三國さんは「雷園寺家への恩恵に無頓着」だからということなんですね。
    この天姉さんのお話がどkまで真実なのかどうかは別として、本当にあり得る話だろうし、天姉さんの人柄も相まって雪羽くんも信用できると思ったのでしょうね。
    三十年を経て知るお父様の深い愛情、そして雪羽くんが将来怨念と復讐だけに凝り固まった悲しい人生を過ごさないようにと願って話してくれた天姉さん。
    これからの雪羽くんの生き方は、きっとこれまでとは違うものとなるのでしょうね。

    作者からの返信

     おだ様ごきげんよう、斑猫です。
     ここでいったん雪羽君サイドの年末話は終了いたしました。いやはや、長い物語でした……
     そうですね、現当主である千理さんは、実は雪羽君を護るために敢えて手放したのではないか、と言う仮説がこの度浮上しました。と言うかこれが真実であってほしいとも筆者的に思います。
     しかも雪羽君、「奥様の忘れ形見」感が他の子供たちよりも強いんですよね。雰囲気的に三國さんに似ておりますが、見た目や妖気は母親に似ているという事ですから……と言うか穂村君たちは父親似だったとも言われていますし。
     三國さん自身が雷園寺家への恩恵や威光に無頓着だったのもその通りです。そもそもからして(多少過激ですが)反体制派でしたし、雪羽君を引き取った当時は、既に雉鶏精一派に所属していましたからね。実際雷園寺家云々と言い出したのは雪羽君が当主の座を目指しているからと言う事もあります。もしかしたら、雪羽君の意向次第では、雷園寺家との関係を完全至っていた可能性もある訳ですし。
     ともあれ新たに弟妹も生まれるし……と言う身内心によるお話でしたね。
     ちなみに天姉さん、雪羽君がこのお話に疑問を呈したとしても「だったら千理兄さんに聞いてみたらどうかな? 君の事だから、真実がどうであれ傷つく事は無いだろう?」とかってしれっと言いそうですね。
     なおこのお話は三國さんには伝えておりません。伝えたら伝えたで大事になりそうですから(汗)