応援コメント

当主の真意に手を伸ばす」への応援コメント

  • ごきげんよう、実家に帰った様な安心感が三國家にはあるのでしょうね。
    同時に天姉さんとのお話の様に、久々に会った年上の親戚との、ちょっとくすぐったくなる様な会話。
    私も、お正月などに顔を合わせる親戚のおじさまおばさまに、毎年毎年同じ事を言われて褒められ、同じ事を答えて感心され、そんな事を思い出しました。
    天姉さんの仰る言葉、わかるような気がします。
    家を誰に継がせるのか、家に置いておいた方が幸せなのか、お父様、色々と考え、悩んだのかも知れません。名家の未来を考えた末の決断と、血を分けた子供への愛情がイコールかどうかは別ですものね。
    もしも将来、雪羽くんが家を継いだ時、よかれと思って下した決断が、穂村くんや時雨くんに恨まれる結果になるかも知れない。
    そんな苦悩を彼もいずれ味わうかも知れませんね。

    作者からの返信

     おだ様ごきげんよう、斑猫です。
     実家のような安心感を感じて頂いて幸いです(小並感)
     実際問題、雪羽君は三國さんの家で暮らす方が長いので、もう実質彼にとって実家なのではないかと思われますね。三國さんは優しい(ちょっと甘やかし気味)ですし、月華さんとか春嵐さんも基本優しいので……雪羽君も安心できるのでしょう。色々と厄介な萩尾丸先輩の許で謹慎を受けている身なので尚更ですね。まぁ言うて……謹慎処分も自業自得だったりするわけですが(汗)

     天姉さんはちょっと落ち着いてクールな感じですね。久しぶりの再会と言う事で、年長の親族として色々と積もる話があったみたいです。
     雷園寺家現当主である千理さんは、「息子を棄てたクソ親父」みたいな描写だったんですが、実はそれって雪羽君や三國さんの目線でのお話でもあったんですよね。当事者ではない、外部から見た時にどうなのか、その辺りは実は異なっているのではないかと思い、こんな話の流れになりました。
     それに千理さんは入り婿でありながら当主の座を三十年ばかり護り続けているのもまた事実です。そんな所からも、千理さんは単なる傀儡ではないのかもしれない、子供たちの事もあれこれ考えていたのかもしれないと思った次第です。
     雪羽君は弟妹を可愛がりたいと思っているのですが、実は弟妹達同士の相性とか仲良くやっているかについても結構気にしています。良いお兄ちゃんなんですよね……