応援コメント

幕は下がりて因果を思う」への応援コメント

  • ごきげんよう、芦屋川さんの顛末、自業自得とは言えども、憐れですよね。
    元々の性格が周囲の人々を見下すような傲岸不遜な方だったおしても、この会場で犬神が姿を現すまでは、知らなかったんですものね。ただ憑かれていたと知らされて、なるほどそれは重畳至極と言っちゃうところは人格的に問題ですが、それが廃人になるかもしれないというのは、何ともはや。
    悪魔に魂を売り渡して現世で好き放題、この場合は本人の意思ですが、彼の場合は売り渡した意識がなかったから、なんで俺は? ってなっていることでしょう。
    苅藻の叔父様が人生経験豊富なおとなで良かったですよね。
    雪羽くんはきっと身につまされたのでしょうね、まかり間違えば自分がああなっていたかも、と。
    それを思い返せるだけ彼は大人へと成長しているのでしょうね。

    作者からの返信

     おだ様ごきげんよう、斑猫です。
     いつもコメントありがとうございます。芦屋川さん、お灸を据えるどころの事態ではありませんでしたね(震え声)
     まぁ何と言いますか、犬神を自覚していたかどうかよりも、「相性の良さ」で犬神に心を喰われていたという所が彼の敗因(?)なのでしょうね。まぁその……廃人確定でもありませんし(白目)

     苅藻さんは何だかんだ言いつつも大人ですね。島崎君の母親よりも若く、萩尾丸さんよりも年下と言えども、二百数十歳は生きております。妖怪としてもきちんと大人と言える年齢ですね。雪羽君は弟分の甥だったので、実の甥たちに対してよりもちょっと優しい口調になっていました。
     雪羽君は我が身を振り返る所が大きかったみたいですね。確かにこれまでの所業を考えると、更生のきっかけが無かったら、彼もどうなっていたか解りませんものね。
     このお話はもちろん島崎君の成長の物語ですが、雪羽君もかなり成長していますね。