応援コメント

語られたるは知らざる秘密」への応援コメント

  • ごきげんよう、萩尾丸先輩の島崎くん入社の早い遅いの問題、半妖とか妖怪とかいうことを除いて人間のお話だとしても、判る気がします。
    法律的に成人だとか未成年だとか決まってはいますけれど、高校や大学卒業してすぐに精神的に大人か、というとそれはちょっと違う気もしますし。
    どこからが大人という明確な線引きはないかもしれませんが、やはり社会人経験を積みながら、徐々に精神的に成熟していく、そう言う事だとは思います。
    雪羽くんの件もそうですね、如何に三國さんが頑張って保護者として養育しようとも、実の親御さん、生まれた実家から出てという経験自体が彼を歪めている(もしくは成長を鈍化させている)可能性は高いですよね。
    でも、島崎くんには、先輩のお話はまだちょっと早いでしょうね。
    これが判るのなら、島崎くんはもっとおとなとして成長している筈(?)
    でも萩尾丸先輩、さすが天狗さんですね。
    天狗さんは赤子を攫うのは定番?

    作者からの返信

     おだ様ごきげんよう、斑猫です。
    「島崎君はきちんと成長するまで入社を待っていた」と言うお話ですが、深く意図を汲み取っていただいてありがとうございます。
     ちなみに作中では十八は未成年と言った記載がありましたが、これは2017年時点でのお話であり、現時点とは異なる事をご了承くださいませ。
     確かに、ご指摘の通り高校卒業・大学卒業でバシッと大人になるというのは違いますよね。職場で二十歳前後の社員と接する事はありますが、やはりヤンチャと言いますか、これから大人になるんだなぁと感じる事はあります(笑)
     社会人経験を積みながら……と言う所は私もしみじみとそうだなと思いますね。私自身がきちんと大人なのかもちょっと引っかかりますし(滝汗)

     雪羽君に関しましてもその通りです。やはり彼の内面や境遇を描くうちに、単なるヤンチャではない部分・心の脆さや未熟さが明るみになってきましたからね。もちろん三國さんたちは雪羽君の保護者として奮闘しており、純粋な愛情で養育しています。とはいえ親兄弟の別れが、雪羽君の心に大きな影響を与えたのは言うまでもありません。
     むしろ三國さん自身も当時(現在も)若者に分類される年齢でしたからね。むしろ甥を引き取った事で、大人にならざるを得なかった所もあるかもです。
     萩尾丸先輩はもちろんこれらの事情や、現在の雪羽君の未熟さを把握なさっていたのでしょう。だからこそ、自分の部下たちの所に預けるのではなく、比較的年齢の近い島崎君の傍に据え、引き合わせる形にした気もします。
     成長した島崎君……自分よりも若い妖怪たちの成長を見守ったり、助言したりしているんでしょうね。もちろん雪羽君もセットです(笑)

     そう言えば天狗が赤子を攫うって言う伝承もありましたね。そちらはあまり意識していませんでしたが……教育熱心なのは天狗の性だと思います。あと炎上好きと男の子が好きと言うのも(笑)