応援コメント

禽獣抱くは情念のくびき」への応援コメント

  • ごきげんよう、なるほど、ネズミさんの繋ぎでは詳細な意思疎通は難しいから、松子さんの件も判らなかったんですね。
    雪羽くんが囮として主犯たちの注意を惹き付けている間に、本隊が結界内に侵入して時雨くん達を保護、だから時間稼ぎの必要があったんですね。
    ……って、時雨くん、雪羽くんの前に引っ立てられてきましたが、ということは保護は失敗したということですね。
    ううん、何があったんだろう、萩尾丸さんがそんな失敗するとは思えないし、何らかの対処不能なイレギュラーが発生したのかしら?
    それとも何らかの術で時雨くんは偽物? 本物は保護済み?
    時雨くん、様子がおかしいですものね。まるで蟲毒に侵されたみたいに。

    少し疑問に思ったのですが、犯行グループが、雪羽くんが野望を抱いた野良妖怪になっていると思い込んでいるかも、とか、どこか地下で監禁もしくは見世物小屋へ売り飛ばされたかも、と思い込むと言うのは、ちょっと無理がありそうにも思えます。
    最初に「萩尾丸邸で庭掃除をしていた」雪羽くんに繋ぎを付けてきたのは、元取り巻きのカマイタチくん達ですよね?
    「萩尾丸邸」でいる時点で雪羽くんが紅藤さまの監視下にあり、「庭掃除」している時点で再教育中、と受け取るのが自然な気がしますので、元から雪羽くんだけを煽って野望を燃え上がらせる計画にしても、隠密性と機密性に難あり、に思えるのですが。
    それとも、蛇男さんにとっては、雷園寺家相続の為なら、雪羽くんは監視の目を潜って何が何でもやってくるという確信があったのかしら?

    雪羽くんはともかく、萩尾丸さん達がどうなっているのか、様子が不穏な時雨くんは何をされたのか、ドキドキしながら次回をお待ちしていますね。

    作者からの返信

     おだ様ごきげんよう、斑猫です。
     毎度考察ありがとうございます。勉強になりますし、とても励みになります。
    そうですね、結界や相手に気付かれないようにという関係上、ネズミたちを使った調査では大まかな所しか見えてこないという所です。相手に気付かれないネズミたちというのは、或いは力の弱いネズミに過ぎないという事の裏返しかもしれませんし。もしかしたら、真琴さんのネズミが現地のネズミと意思疎通し、そこから伝言ゲーム的に情報を集めている可能性すらあります。
     雪羽君の前に引き立てられた時雨君が本物なのか、萩尾丸先輩たちの挙動はどのようなものなのか、それはおいおい明らかにしていきたい所存です。
     雪羽君野良妖怪説、身元不明(どこかに監禁されている)というのはあくまでも雪羽君が「相手はそう思い込んでいるだろう」と思っている感じですね。ご指摘の通り、かつての取り巻きは雪羽君が再教育中である事を知ってます。何せ幹部会議の時に、「雷園寺君は萩尾丸が引き取って教育する」という事を一緒に聞いていましたからね(第二部参照)
     蛇男、ヤンデレをこじらせたやべー奴みたいな感じになっておりますが、彼なりに何か策とかがあるのかもしれません。

     疑問や謎を回収する形で物語を進めていきますので、更新ペースが若干落ちるかもしれませんが……お待ちいただければ幸いです。