応援コメント

結界内での話し合い」への応援コメント

  • ごきげんよう、血族同士の跡目争い、どうしても愛憎入り混じるドロドロ展開をイメージしてしまいますが、雷園寺家の場合は、そもそも時雨くんの思いが雪羽くんとはイーブンとは言い難いですものね。
    雪羽くんがいるのを知っての跡目候補と、いないと思っての跡目候補ではそもそも時雨くんの意識がもう違うでしょうから、雪羽くんもそこを思っての「兄として」の思いなんでしょうね。やっぱり周囲の跡目を狙うことで利益がある大人たちをなんとかするしかないのでしょうね。
    そうなると時雨くんのお忍び旅行の真意が気になりますね。
    時雨くん自身の計画(ちょっとした反抗?)なのか、やはり周囲のだれかの思惑なのか。
    灰高さんの目をごまかすのは大変そうなんですよね、そう考えると時雨くんの気まぐれ、とは思えないような気もしますね。

    作者からの返信

     おだ様ごきげんよう、斑猫です。
     そうですね、何故かドロドロ展開とは違った様相を見せておりますね。
    よく考えたら父と継母を憎んでもその息子である時雨君には悪感情を抱いていない雪羽君は割と頑張っていると思います。
     そもそも時雨君が雷園寺家当主に決まったのは生後間もない赤ん坊の頃です。雪羽君はその頃には物心はついておりましたが(人間で言えば5歳くらいでしょうか)、頭目争いについては時雨君は本当に何も知らないのです。
     従って頭目争いの対抗馬がいる事は夢にも思っておりません。そもそも兄姉たち(異母兄姉ですが)がいる事すら知りませんからね。しかも自分が当主の座にふさわしいのかどうか、ずっと悩み続けておりますし。
     雪羽君はどうしても兄としての立場や思いが先行しております。時雨君が健気な子供だった事もありますし、もしかしたら自分がああなっていたかもしれないとも思っているのかもしれません。

     時雨君のお忍びの旅行の意図は何なのでしょうか? 仰る通り、大人たちの思惑が背後で絡んでいそうですよね。