応援コメント

白猫走りて妹見つかる」への応援コメント

  • ごきげんよう、色々と考えつつ、胸の中にしこりやら違和感やらを抱えつつも、徹底的に時雨くんの兄に徹しようとしている雪羽くんが立派で、そして立派さが判るぶんだけ、切なさを感じてしまいますね。
    松子さんは狸さんですか。確かに旅行とはいえ、引率は業務ですものね、しかも責任は重大。そんなプレッシャーがなければ、ひょっとしたら松子さんは雪羽くんの正体に気付いたかもしれないな、なんて思いました。
    こうしてみると、島崎くんより雪羽くんの方が、今は大人に思えてしまいますね。
    やんちゃさんの時はそうでもなかったですけれど。
    萩尾丸先輩や島崎くんとの交流が、いい影響を与えたようにも思えますね。

    作者からの返信

     おだ様ごきげんよう、斑猫です。
     時雨君の妹探しはひと段落しましたね。その間、雪羽君は彼らの望むままに「兄」を演じきりました。本当に兄であるはずなのに兄を演じるというのが、不思議でそして切ない所ですよね。
     いずれは当主の座を争う相手であっても、どうしても時雨君の姿に他の弟たちの姿を重ねていたのでしょう。時雨君の健気な姿を見ていたので、一層優しくしたいと思ったのかもしれませんね。
     拙作は妖狐の物語ですが、ちょくちょく狸も登場しますね。狸と言えば四国や佐渡が有名かもしれませんが、阪神地区は酒蔵などに豆狸が住み着くと伝わっております。松子さん自身は奈良近辺の出身ですが、親戚はそう言った豆狸みたいですね。
     彼女が雪羽君の正体に気付いたかは難しい所ですね。雪羽君は認識阻害の上着を着ていたので、通りがかりの妖怪、という事しか判らない感じです。
     ですが本性が解かる状態だと気付くかもですね。

     雪羽君はやはり兄(長子)気質ですからね。年少の妖怪たちの前では大人っぽく振舞えるのかもしれません。実は年少者・同年代を相手にするときは物怖じしないのですが、年長者相手だと委縮したり緊張してしまう性質の持ち主なのです。そうした性質は甘え上手な島崎君とは真逆だったりします。なお、島崎君の事は「大人っぽい所もあるけれどやっぱ年下だなぁ」と思っているのかもしれませんね(笑)
     次話からは島崎君が久々に登場します。彼とのやり取りをどうぞお楽しみくださいませ!

    追記:多分この章では島崎君vs雪羽君の戦闘訓練は無いかもしれません。あったとしてもあっさりとした描写になると思われます。