応援コメント

その出会いは青天の霹靂なり」への応援コメント

  • ごきげんよう、雪羽くんにとって、対島崎くん戦での初黒星は、彼の人生にとってはある種のターニングポイントだったようですね。
    彼の過去の家庭での暗く厳しい環境によって、全方位へ喧嘩を売るスタイルになってしまったのはある意味仕方ないことなのかも知れませんけれど、そんな当初は敵とも思えた三國さん、春嵐さんや月華さんの、それぞれなりの優しい心遣い、そして島崎くんという良きライバルの存在と彼とのふれあいと、三國さんとはまた違うスタイルの保護者となった萩尾丸先輩との生活は、これまで雪羽くんの心に存在すらしなかった生き方を知ることが出来たのだろうな、と思います。
    思わぬところで家督争いの当事者(担ぎ上げられただけの存在なのでしょうが)時雨くんとの出逢い(なんだか、素直で優しそうなお子さんですね)。
    これまでの雪羽くんならば、一気に戦闘モードに入ったのかもしれませんが、これまでの彼の成長の結果、どんなアプローチを見せてくれるのか、ドキドキしますね。

    作者からの返信

     おだ様ごきげんよう、斑猫です。
     雪羽君、前回立ち直ったかと思いきや過去の事を回想しアレコレ思いを馳せております。どうしても心理描写に力を入れてしまうのは作者の習性ですね(苦笑)とはいえ、雪羽君も人間で言えば思春期の最中です。色々と思い悩む事があるのでしょう。
     よく考えましたら、グラスタワー事件~島崎君初勝利の流れで島崎君は(精神的に)成長していきましたが、それは雪羽君も同じ事なのですよね。

     そして雪羽君の今までの「全方位へ喧嘩を売るスタイル」は、やはり雷園寺家を追放された前後の出来事が大きく影響していますね。自分の力ではどうしようもない、幼子では耐えがたい事が立て続けに起きてしまったのですから。
     強さは裏切らないと思い、力に走るのも致し方なし、という所でしょうね。
     また幼いながらも三國さんが一番力を持っていると知り、彼に迎合しようとした結果なのかもしれません。そうした過去の影響から、雪羽君は案外他人の感情を察するのが得意だったりするのではないかと思っているんですね。但し、自然に甘えるのは苦手な気もします。

     異母弟の時雨君……彼もまた幼いながらも雷園寺家の看板を背負わされておりますね。もしかしたら雪羽君は、母親が存命だったら彼みたいな感じだったのかもしれません。
     次話はどのようなシーンから物語を始めようか、構想中でございます。
     次話投稿が遅くなるかもしれませんがご容赦くださいませ。