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2022年6月16日 11:53
ごきげんよう、島崎くんと雪羽くん、ひょっとしたらこの日が、初めてふたりが本当の友達になれた日、なのかもしれませんね。互いに遠慮がちのように見えて、交わす言葉もさり気ない、けれどそのさり気なさが心地良くて相手の優しさがほんのり理解出来る、そんな自然な友達。雪羽くんにとってはほろ苦い敗北の翌日、でもそれを優しく包んでくれて、明日へのエネルギーに変えてくれたような島崎くんからの電話は、きっと雪羽くんにとっては忘れ難い温かな思い出になるのでしょう。雪羽くんの出自や過去、これからを考えると、家や血統、立場、身分など雁字搦めで義務だけが重く感じられる環境でしたから、その意味では確かに島崎くんの生き方は羨望以上に妬ましく感じられるでしょうね。でもそれを乗り越えて繋がった友情ですから、きっと一生大切に出来る関係を持てたことになるでしょう。萩尾丸先輩は、上司と言うより人生の先達と言った大きな優しさで、とても恰好良かったです。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。 優しいコメントありがとうございます。 初めて二人が本当の友達になれた……この言葉が胸に迫ってきました。 雪羽君の島崎君へのかつての考えは、やはり境遇によるものが大きいですね。表向きは叔父である三國さんに甘やかされて増長しているように見えるかもしれませんが……心中には「また見捨てられるのではないか」という恐れがあるのではないかと密かに思っております。もしかしたら、取り巻きたちと縁が切れてしまった時も「自分が彼らの期待に応えられなかったから」と思っていたのかもしれません。 そうした思いを抱えながら暮らしていた雪羽君にしてみれば、島崎君の生き方は妬ましく、腹立たしく感じますよね。大人ならばそれこそ「ヨソはヨソ」と割り切れるかもしれませんが、雪羽君には難しそうですし…… 萩尾丸先輩の活躍もお褒め下さりありがとうございました。
ごきげんよう、島崎くんと雪羽くん、ひょっとしたらこの日が、初めてふたりが本当の友達になれた日、なのかもしれませんね。
互いに遠慮がちのように見えて、交わす言葉もさり気ない、けれどそのさり気なさが心地良くて相手の優しさがほんのり理解出来る、そんな自然な友達。
雪羽くんにとってはほろ苦い敗北の翌日、でもそれを優しく包んでくれて、明日へのエネルギーに変えてくれたような島崎くんからの電話は、きっと雪羽くんにとっては忘れ難い温かな思い出になるのでしょう。
雪羽くんの出自や過去、これからを考えると、家や血統、立場、身分など雁字搦めで義務だけが重く感じられる環境でしたから、その意味では確かに島崎くんの生き方は羨望以上に妬ましく感じられるでしょうね。
でもそれを乗り越えて繋がった友情ですから、きっと一生大切に出来る関係を持てたことになるでしょう。
萩尾丸先輩は、上司と言うより人生の先達と言った大きな優しさで、とても恰好良かったです。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
優しいコメントありがとうございます。
初めて二人が本当の友達になれた……この言葉が胸に迫ってきました。
雪羽君の島崎君へのかつての考えは、やはり境遇によるものが大きいですね。表向きは叔父である三國さんに甘やかされて増長しているように見えるかもしれませんが……心中には「また見捨てられるのではないか」という恐れがあるのではないかと密かに思っております。もしかしたら、取り巻きたちと縁が切れてしまった時も「自分が彼らの期待に応えられなかったから」と思っていたのかもしれません。
そうした思いを抱えながら暮らしていた雪羽君にしてみれば、島崎君の生き方は妬ましく、腹立たしく感じますよね。大人ならばそれこそ「ヨソはヨソ」と割り切れるかもしれませんが、雪羽君には難しそうですし……
萩尾丸先輩の活躍もお褒め下さりありがとうございました。