応援コメント

半妖の美点と強者の心得」への応援コメント

  • ごきげんよう、島崎くん、やっぱり勝利の美酒を楽しむだけでは済まず、色々と考えさせられることも多い様子。やっぱりそういう意味では、勝負ではなく訓練なんですよね。
    雪羽くんに対する想いが島崎くんの優しさであり、彼の美点であることは確かで、これから一党の長として皆を統べる彼には必要なスキルなのでしょう、それを島崎くんが本質的に理解して、彼の将来ビジョンにどう組み込むかが、これからの課題になるのでしょうね。
    紅藤さまの言う半妖であることの長所、私はハーフだからなのだろうなと思っていたのですが、違ったようです。
    確かに色々なファンタジー物語を読んでいると、寿命の短い種族のほうが、生き急いでいる、というかスキルの習得、成長への食い付きという面では貪欲だ、とされているようですよね。
    ただ、それは個人個人の性質にもよるのでしょうが、島崎くんは思い込みが激しいところはあるものの、確かに真面目ですものね(だからこそ調子に乗りやすいのかもしれませんが)。

    作者からの返信

     斑猫です。
     正直勝負の勝利シーンよりもその後の心理描写の方ががっつりとした展開でしたね。自分でもそうなると思いました。
     そうです。仰る通り考えさせられるところは多いですね。萩尾丸先輩の指摘通り雪羽君が落ち込んだ事について島崎君は特段責任を負う必要はないのかもしれません。ですがそれでも気になって気遣っちゃうのが彼の心根なのでしょうね。
    「雷園寺家の……」と言った時には、雪羽君が何を抱えていたのか既に気付いていた訳ですから。
     優しさについては美点でありトップとして大切なスキルですよね。とはいえ優しさを習得するのは難しいと思います。生まれつき人の性格が決まるという話はあまり好きではないのですが、それでも環境や性質によるところは大きいのではないかと個人的には思いますね。

     半妖についての長所は、人間の血を不要と思っている島崎君には思いもよらぬ気付きをもたらしたのではないかと思いますね。成長が早い可能性がある、というのも実は書いているうちに思いついた事でもあります。
     もっとも、島崎君はかなり妖怪の要素が強いので、短命に終わる事はありませんのでご安心を。
     また、島崎君は半妖なので嗅覚は純血の妖怪よりも鈍いのですが、その「鈍さ」が有利に働く事もあるのでしょう。