応援コメント

泥濘に沈みて妙案浮き上がる」への応援コメント

  • ごきげんよう、おお、島崎くん、これは素敵な思い付きですね。ここであの袖のインク汚れの伏線が活かされるのか! なるほど、お見事です。
    まあ、この泥の跳ねをヒントに島崎くんがどんな作戦を立てるのか、ワクワクしますね。
    でも妖怪さん、体重は人間に変化する前の本来の姿に由来するのですね(ちょっと羨ましい、でも身体測定とかどうするのかしら? 自動ドアの前で開かなかったりとかしたら、ちょっと面白いかもですね)。
    半妖であることで、人間としての体格に準じた体重になる、それでまた半妖と純血種の違いを意識しちゃうのも、島崎くんにとっては、ひょっとしたら小さなストレスなのかも、と思ってしまいました。
    食用云々の件は、島崎くんが高校卒業まで人間として育ってきた環境と習慣にも基づいているのかもしれませんね。
    人間の貨幣を使うこともある、とのことですが、妖怪さんだけの貨幣ってあるんでしょうか?
    人間の貨幣の価値が変わる、というのはそれぞれの寿命の違いをベースにした価値観なんでしょうね。
    でも現代貨幣は金本位制でもなし、鋳造貨幣の構成物に拠るでもないし、信用経済の賜物ですから、そうそう変わることもないでしょうが。あ、インフレとかデフレ対策だとしたら、面白いですね。

    作者からの返信

     おだ様ごきげんよう。
     実は次回で第七幕はクライマックスを迎える予定です。
    ※連載は続きます……
     仰る通り、今回と次回にてちりばめられていた伏線が回収されます。インクの染み、気付いていただいて幸いです。
     島崎君も泥で作戦を立てるのですが、文字通り泥臭い内容になる予定ですね。

     ご指摘の通り、妖怪たち(特に小型妖怪)の体重は本来の姿に影響されるのかな、という感じです。仰る通り人型になった時の密度とか逆に大きな妖怪が人型になった時とかはちょっとどうなるんかな、という所はありますが(汗)
     なので実は島崎君の周囲にいる若妖怪たちは軽いのです。珠彦君は六キロ程度、雪羽君は四キロ半だったりします。
     なお、島崎君は小柄で(164cm)六十キロ前後あるという設定ですが、骨格ががっしりして堅肥り気味な訳でして、贅肉が多いわけではありません(笑)

     食事云々に関しましては、やはり人間として育った環境・習慣によるものですね。拙作の妖怪たちは純血種でも血生臭い食材を好むわけではありませんが……動物である事も事実なのでその辺に野性味が出ていますね。
     特に狐や狸は雑食性なので、余計にその辺が際立つのかもしれません。
     もちろん草食性の妖怪も存在します。雷獣は雑食性なのですが、妖狐たちに較べるとやや草食性が強いかもですね。雪羽君は甘党らしくおにぎりにジャムを詰めたのが好きだったりします。あと生魚は苦手みたいですね(笑)

     妖怪特有の貨幣は……あるかもしれないし無いかもしれませんね。高位の妖怪の中には自分の妖気を結晶状に放出する事があり、これを「お金」の代わりに使う事はあると思います。
    ※紅藤様が護符を造る際に自分の妖気を玉にした行為が先の結晶化の話に相当します。妖力が少ない妖怪が行うと生命にかかわる事もありますね。
     なので自分の妖気の結晶・誰かから貰った妖気の結晶で身を固め、「財力」を見せている場合もあるでしょう。
     しかしそれらが入手できない時は宝石で、それも無理ならビーズやガラス玉のイミテーションで我慢している妖怪たちも多いはずです(笑)