応援コメント

野狐たちは顔を合わせて話たる」への応援コメント

  • ごきげんよう、なるほど、今回は主要登場妖怪さん以外の妖怪社会の一端を垣間見ることができて興味深いエピソードでした。
    黒狐さんたちからみた「本物の血統の妖怪さん」への意識も、ああなるほどって頷いてしまいますね、人間社会でもままあることですし。それに叔父様やいちかさんと「自称玉藻御前の末裔さん」との関係も、お稲荷様系統の狐さん達との勢力図や関係性を考慮すると、自称であれ何であれ、バランス感覚で友好関係を保っておくのは大事なことですものね。自称と言っても、人間だって氏を辿ると「源平藤橘」4氏になっちゃうんですから(しかも9割がたは自称だったり、家系図をでっちあげたり)そこら辺りは血統というよりも派閥と考えたほうがいいのでしょうね。
    島崎くんは、これからは帝王学とともに派閥力学も学んでいく必要があるのでしょうね、本物として。ただその前に、その若者らしい調子のよさだけは早めに直したほうがいいのじゃないかしら?

    作者からの返信

     おだ様ごきげんよう。
     本当はここで戦闘シーンを入れたかったのですが、黒狐君との会話がちょっと長引いたのでいったんここで投稿いたしました。
     ですが、興味深いと仰っていただき嬉しいです。
     前に米田さん(自称・玉藻御前の末裔の一人)も言及していましたが、実は苅藻さんたちは結構玉藻御前の末裔を名乗る狐たちと接触がありました。
     仰る通りバランス感覚というのはありますね。仮に苅藻さんが強かったとしても、「自称」の狐たちの方が組織だってますし叛乱されたらひとたまりもないですからね。術者であるという事もあり余計に友好関係を結んでいるという感じです。ちなみに自称~の面々の中にもルールがあり、罰則とか地位剥奪とか追放とか色々ありますね。
     関西地方は特に安倍晴明の母・葛の葉が稲荷の眷属だった事もあり、玉藻御前の末裔への風当たりが強いのではないかと思ってます。安倍晴明の子孫である安部泰親または安部泰成が玉藻御前と敵対していましたからね。
     一方で関東や殺生石が祀られている場所では、自称玉藻御前の末裔もそんなにとやかく言われない……という裏設定もございます。
     やっぱり島崎君は調子の良さが滲んでますね。
     彼としては「この闘いは勝つ!」と思ってそうですが、果たしてどうなるのでしょうか。