応援コメント

待ちわびるは戦闘訓練」への応援コメント

  • ごきげんよう、何気無い日常、若い者ふたりがあれやこれやと雑談混じりに話をしている光景ですけれど、会話が通じているようで何処かずれている、嚙み合わせが悪いのか、擦れ違いがそうと気付かないまま進んでしまっているのか。不穏な雰囲気が見え隠れするように感じてしまうのは、考え過ぎなのでしょうか。
    戦闘訓練の前、ということだからなのかしら?
    仲良さそうに見えるけれど、互いに手札を隠したまま顔色を窺いつつ取り繕っている感じがしますね。
    島崎くんの方は、彼のモノローグがあるからでしょうけれど、少しばかり単純なので理解し易いですが、雪羽くんは色々と屈折した感情もありそうですし、彼の中身自体が子供っぽいところもあり、だから見え難くて余計に違和感を感じるのかしら?
    彼の袖口の染みも、言葉通りのインクだと信じていいのかしら、って思ってしまいます。
    ううん、このふたり、例えば「友達」と他者との関係性を表す言葉ひとつとっても、会話に齟齬がなくなるレベルで意味が共有できているかと言えば、どこか違うって感じがしてしまいます。
    島崎くんは結構本音も感情のまま吐き出したりしていますが、雪羽くんは違うような。ふたり本当に腹を割ってお話できているのかと言えば違うような気もしますね。若い二人はこの程度なら若さの力任せで乗り越えられるのかしら?

    作者からの返信

    おだ様ごきげんよう。
     いつもコメントありがとうございます。
     不穏な雰囲気はきっと某暗黒神話の影響ですね。あとはまぁ、筆者が主人公たちを試練の底に突き落とすのが好きだから……というのもあるのかもしれません。
     確かに島崎君と雪羽君は一見すると仲良くなっているように見えますが、実際どうなのか? という所はありますよね。時間軸的にはあのグラスタワー事件から1か月経ったかどうかという所なのです。学校のクラスメート・転校生ならば打ち解けるのに十分な時間かもしれませんが、新入社員と配置換えされた社員同士が打ち解けるには短すぎる期間でしょう。ましてや、お互い「叔父の威光を笠に着る悪たれ小僧」「女装趣味の変態狐」と第一印象はまぁ悪かったですし。

     雪羽君が屈折した所のある子、というのもその通りだと思います。元々からして「甘やかされておイタをした」みたいな登場シーンでしたからね。
     過去に島崎君は甥を甘やかす三國さんを見て密かに嫉妬していましたが、逆に雪羽君も島崎君に対して羨望・嫉妬の念があったとしてもおかしくはありません。島崎君には気に掛けてくれる親族が複数存在しますが、雪羽君には頼れる肉親は叔父の三國さんだけだと思っていますからね。
     ちなみに三國さんの妻である月華さんは保護者なので養母に当たる存在なのでしょうが、彼女の事は「お母さん」と呼べなかったりします。
     色々と雪羽君の事についても考えるべきところはありますね。

     インクの染みについてお気付きいただきありがとうございます。こちらの内容は、ちょっとした伏線になっておりまして……