ごきげんよう、島崎くんにとっては、外見へのコンプレックスも相俟って、お父様との類似性をうら若き異性からこうも取り沙汰されると、落ち着いてはいられなくなるでしょうね。
お父様、博士号を持ち、学術書を何冊も出版されていらっしゃるんですね。
米田さんのお話だと、確かに学者さんらしい学者さんのようにも思えますが、こうなってくると私、お父様とお母さまの出逢いと結婚に至るまでの恋愛がとても気になります!
島崎くんの前で披露されたら、彼はとっとと帰ってしまうかもしれませんけれど(親のこの手の話は、子供にはキビシイものがあると思うのです)。
作者からの返信
おだ様ごきげんよう。
島崎君は父親の事は慕っておりますが、父の容姿に似てしまった事は少し残念に思っております。なので、いくら父のファンと言えどもそこを指摘されると複雑な心境なのだと思われます。
父の幸四郎さんは確かに学者肌の模様ですね。「末息子に甘い父親」というのはあくまでも島崎君の目線から見た姿であり、他の一面もあるという事です。というよりも、島崎君が知らない側面の方が多いという感じでしょうか。
三花様と幸四郎さんの恋愛……実は知り合ったきっかけとかはイメージがあるにはあるのです。過去話として、或いは聞いた話として本編で出てくるかもしれませんね。
なお出会い~結婚までもちょっとした短編になりそうな気がします。
源吾郎「認めたくないものだな、若さゆえの過ちというものは」
当分会えないだろうと思っていた気になる女性の前で気障な態度を取ってしまったらあっさり再会して気まずくなるあたり、めちゃくちゃ可愛いです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
しかも源吾郎君の心の声まで……!
お気付きの通り源吾郎君は現時点で十八(しかも三月生まれ)なんですよね。その彼が若さゆえの過ち、と言っちゃうところが面白いです。
しかも気障な態度を取った相手の方がお姉様ですからね。
恥ずかしさで悶死してもおかしくない状況でしょう。