第3話 皆、どこへいったの?
「皆、どこへいったの?」
「どうしていなくなってしまったの?」
「この世界はこんなに虚しかったっけ?」
乾ききった空気 のどをならしても唾をのみこめない
みるみる水気が失われていった 君が生きていた時代なら
こんな事はなかったのに
誰もが笑顔でいられた時間があった
今はもう失われてしまったけれど
視野が狭くなって 照明が落ちてく
世界はこんなにも冷たかった?
抱きしめ ぬくもりを分け合おうとしても
すでにそんな人たちはいなくなっていた
見える限りの荒野の中に 自分以外のものを見つけられないよ
「知らない間に消えてしまった」
「見えない間にいなくなってしまった」
「分からない間に何もかも終わっていた」
詩集60 そんな言葉を求めていたんだ 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます