第3話 因縁
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バイトでミスをして先輩に怒られた、年齢は俺より少し下の男で本当にムカつくクソ野郎だ。
(殺してぇ、殺してぇ、殺してぇ)
俺は仕事を終え帰りに電車に乗る、帰り道で見る人間全てにムカついた。
イライラするといつも思い出す一人の女がいた ガンハゲ だ
これは今から3ヶ月ほど前マッチングアプリで知り合った女でガンを患っている。治療で抗がん剤を使用していたらしくて頭は剥げていた。
綺麗なハゲ方じゃない、火事で燃えたつきた灰の家のようなハゲ方だ。俺はモテない見た目もスペックも悪いだから妥協ししてこの女を狙った、これが俺にはお似合い、身分相応の相手だと自分に言い聞かせたし実際にそうだ。だが、この女は会う約束をした前日に「好きな人できた、明日どうすうる?会いたいな会ってもいいけど」とふざけたこと言い出した。俺は我慢して会うことにした、まだチャンスがあると思ってたからだ。
飯、映画、小物すべて奢った、頑張って媚びて可愛いって言ったでもだめだった本当にムカつくなガンハゲに振られるなんて終わってる。俺は誰にも相手にされず仕事もできないゴミだそんな事わかってるでもガンハゲは流石に行けると思ってたのに許せない世界が!人間が!ガンハゲが!全部ぶっ壊したいまずはガンハゲからだ!
家に帰ってすぐデブスを転移させ昨日の実験結果を見る
デブスは震えて怯えていたでも今そんなことはどうでもいい
足には傷があり肛門にはゆで卵が入っていた
(転移の影響は返した後でも続いている....ってことは...)
俺は思った
(完全犯罪ができるじゃないか)
実験結果を確認した後俺はデブスをもとに戻しマッチングアプリ(ドッピュル)のトーク一覧でまだハゲガンとつながっていることを確認する。
転移アイテムメステレポーターを起動しハゲガンを転移させ猿ぐつわを外した。
ハゲガン「ここはどこ.....?」
俺「俺の声を覚えてるか」
ハゲガン「たかしさん?」
たかし「覚えてるか、お前な?ハゲガンのくせになんで俺を振った?俺たちは釣り合っていたと思うぞ、お前が俺を振るならどんな
奴に行けば良いんだ?」
ハゲガン「ご、ごねんなさい...きっとたかしさんの事好きになってくれる人たくさんいるよ!!だからこんな事やめて..?辛い
なら話し聞くよ」
たかし「なめたこと言うなよ、どいつもこいつも無責任な事言いやがって、そうやって誰からも認識されずに死んでいくのは
辛いんだよ!お前にこの気持がわかるか!?!?!?!」
ドスッ!!
俺はハゲガンの腹を殴る
ハゲガン「ゲホッゲホッ」
たかし「ハゲガンのくせに身分わきまえろよ?我慢してお前の醜い見た目も褒めてやったよな?お前に俺の気持ちがわかるか?
わからんだろ?毎日毎日女に媚びて誰も相手にしてくれない、お前らのせいだよなぁ全部」
ハゲガン「たすけて!!!」
ハゲガンは大きな声で叫んだ。
ドスッ!!!
俺はハゲガンのお腹をなぐった。
ドン!ドン!ドン!
俺「なんだ!?」
???「開けろ!!!なにやってんだぁあ!!」
ドン!ドン!ドン!
(どうやらハゲガンの大声で外の誰かが気づいたんだ...)
???「警察を呼ぶぞ!早く開けろ!」
俺は頭が真っ白になった怖くて動けない、目の前のハゲガンは大きな声で助けを呼んでる。
(は、はやく逃げないと)
俺の住んでるアパートは2階飛び降りても大丈夫だ。
俺は窓を開けて飛び降りた。
(うぐっ!2階のくせして足がいてぇ)
チャイムを押していた奴はハゲガンの声に気を取られて気づいていない。
遠くからパトカーの音が聞こえる
俺は人気のない住宅路を真っ暗になった商店街をTシャツ・パンツ一丁で駆けた。
俺「これで俺の人生終わったな...ハハッ....」
どんどんとパトカーの音が近づいてくる
たまにテレビで見ていた刑事ドラマでよく思った「犯人馬鹿すぎだろ俺なら逃げれるわwww」って現実は甘くない警察は有能だった。
真冬にTシャツ・パンツ一丁の俺はすぐに怪しまれて気づいた時には逃げ場のない路地に追い詰められていた。
警察「そこのお前!止まれ!」
(こんなところで....終わるかよ!!)
俺は急いでマッチングアプリ(ドッピュル)を開きメステレポーターでデブスを目の前に転移させた。
眩しい光、夜の街に星屑が落ちてきたようなそんな綺麗な光に包まれてデブスが現れた!!!
俺はデブスのま○こに手を突っ込んだ。
デブス「ヌボぉ」
(実験の結果が正しかったらこれで良いはず)
俺は転移のボタンを押した。俺とデブスが光りに包まれる
俺「うあわぁぁぁぁぁぁぁ」
デブス「ああぁぁぁぁぁl」
警察「なんなんだよこれ」
そこにはデブスの肛門からでたゆで卵だけが残っていた
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