第5話

仕方が無いので、虎のギャオーって声がする方向に向かうことにした。

けど、なんだかさっきよりもネズミの数が多い気がする。

枕がネズミに取られたら大変だから、急がないと。


私は小走りでさっき通った道を進んだ。

さっき来た一番奥の地点に着いた、と思う。

けれど、私の枕は見当たらない。


というか、枕がないことなど忘れてしまうほど有り得ない光景を目の当たりにしている。

いきなり道が開けて神社が現れたのだ。


そして私はその神社に見覚えがあった

間違いない、ここは──────────

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