第2話
いやぁ、いっぱいお話したからお腹が空いちゃったよ〜。
そうだ!せっかく大晦日なんだし、お蕎麦でも食べに行こうかな。
ここのお蕎麦屋さん、なんだか変わってるな。
だって、お店で猪を飼ってるお蕎麦屋さんなんて私初めて見たもん!
私は美味しい美味しいお蕎麦を食べながら、今日のお役目のことを考えていた。
世界中あちこちにたくさんの精霊が暮らしているが、大晦日に「お役目」を行う精霊はかなり多いと聞く。
そして、私もその中の一人なのだ。
とは言っても、私はまだまだ新米の初心者マーク付き精霊だから、この「お役目」をするのは今年が二回目なんだけどね。
ん〜!おいしかったぁ!ごちそうさま。
よおし、お昼も食べてお腹もふくれたことだし、そろそろ「お役目」に取り掛かろうかな。
そういえば、山の方から虎のような鳴き声が聞こえてくる。
李徴でも出たのかな?
まあ、冗談。さすがにそれはないだろうけどね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます