貨幣を数える。 第三話

 私は憂鬱だ。なぜ私は憂鬱なのか?


 それは私が存在しているからだ!


 私が私であるかぎり私は私なのだ!


 私が、私なのは私が私で私が私だからだ。


 私が私なのは私が私だから以外に何がある。


 おお、私は私をシャブリながら私が私であるその究極真理を、見つけた。


 男根が、父であり、神であり、至高者であるのは自分で自分のイチモツをしゃぶれないからだ。


 私はついに神の、領域に到達した。


 私は三島。


 『貨幣を数える』


 を書する。貨幣とは最も雄大な他者だからだ!

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る