二十話 午前はスルリと流されて
マーガレットに頭を下げられたギガスは、綽々たる様子で頷き、そしてドカッとマーガレットたちの後ろの席に腰を降ろした。
まぁそれはいいのだが。
「……」
「……ええっと」
そのあと、何の反応もせずぬぼーっと空を見始めたのである。
レヴィアはいつも通りのギガスに呆れた表情をしていたが、マーガレットはまだギガスと顔を合わせるのは二度目である。
そのため、ギガスのマイペースというか、巨人のようにのそっとした性格には、まだ慣れていないのだ。
「はぁ。それでガスさん。アカメスナバナの様子はどうなのですか?」
ただ、急に後ろに座られたまま黙りこくられるのは嫌なので、レヴィアはガスの心を揺り動かす言葉を紡ぐ。
マーガレットは、そんなレヴィアに急にどうしたのかしらとキョトンとした瞳を向けている。
「……『砂漠の魔術師』」
「なるほど。綺麗に咲いたのですね。ということは、顔料利用の目途は立ったということですか」
「……白」
「ああ、なるほど。アカメスナバナは無理でしたか。けど、シロメスナバナは成功したようですね」
「……よかった」
ゆっくりと呟かれる一単語から、レヴィアは最大限の情報を読み取る。
まぁそれで二人の会話は成立しているのでいいのだが、マーガレットは混乱するばかりである。
昨日話したときはまだ事務的ながらも、もう少し言葉数が多かったはずなのだが、今は一単語だけである。
マーガレットは、よく会話ができると感心した表情をレヴィアに向けてた。
「ところで、結界の方はどうでしたか?」
「……なし」
「そうですか。魔石や魔晶石など足りなかったらこちらに連絡してください。学園の方で結界維持のための消耗品は揃えていますので」
「……維持型?」
「さぁ? 昔、このスタジアムの下に基礎術式を組んで埋め込んだ魔術師が、維持型派だったからではないのでしょうか?」
結界には維持型と発動型に大まかに湧かれている。
維持型は、常時魔力を供給し続けなければならず、発動型は一度結界を張ってしまえば、指定されてた期間まで結界を維持する。
レヴィアが学園内に張っているオスカーの護衛用の結界はそのハイブリットで、一週間に一度点検もかねて結界に魔力供給する仕組みとなっている。
だが、それは毎日張り続ける結界だからこそ維持型を取り込んでいるのだが、普通一日程度の結界ならば発動型で十分だ。
「……仕事」
「ああ、結界維持だけですね。挨拶回りは昨日しましたし、基本的には来賓者として……。あ、けれど閉会式でスタジアム全体にお得意のアレをしていただければ、幸いですかね」
「……分かった」
そうやって頷いたギガスは、スッと目を閉じた後寝入ってしまった。
大男が腕を組み、堂々と座って寝ている姿は王者の威風すら感じる。
「あ、あのレヴィア様……」
「ああ、マーガレット様。突然すみませんでした。ガスさんは仕事の確認をしに来ただけでした」
「あ、そうなのですか。あ、いえ、そうではなく先ほどの会話……」
後ろで座っているギガスに背を向け、いつの間にか終わっていた開会式を見下ろしたレヴィアは、戸惑っているマーガレットに鷹揚に頷いた。
「あれがいつもなのですよ。ガスさんは基本的魔術か事務以外では、言葉数がとても少ないんです」
「いえ、そうではなくレヴィア様はよくあれが……」
「まぁ魔術大学からの付き合いですし、大八魔導士の中ではガスさんは良心的、というか一番まともですからね」
「……まともですか」
マーガレットは、思わず、まともという言葉を確認しそうになってしまったがグッとこらえる。
それに聖国にもギガスみたいなタイプはいる。だが、往々にして大抵そのような人物は働き者で、謙虚な人物が多いので、確かにまともではあるのだろうと思う。
「と、話し込んでいるうちに一回戦目が始まるよですね」
「……オスカー様方は綺麗に別れましたね」
「ええ、そのようです」
三つに区画されたフィールドには、三分割された参加者全員がそれぞれ集まっていた。
一回戦目はバトルロイヤル形式であり、腕に自信を持っている男子学生の半数が消え去る試合が今、始まろうとしていた。
Φ
「ああ、ちょっとどいてください。ありがとうございます!」
押しては返す観客の波を器用に乗りこなすフィオナは、武闘会を観覧するための席へと意移動していた。
そして、何とかたどり着いたそこには。
「フィオナ、遅かったですね」
「お疲れさまや」
モニカがいろいろな伝手を使い勝ち取った、最前列で、ちょうど中央のフィールドが見えるど真ん中の席で寛いでいる二人がいた。
そんな二人にフィオナはここ一ヶ月近くで板についたため息を吐いた後、呆れたように二人に飲み物が入った瓶を差し出す。
「はい、エイミー。モニカ」
「ありがとうで――って、何でモニカはワインで、私はジュースなんですぅ!?」
「え、だってエイミーって子供なんでしょ?」
「ぬなっ!」
いや、確かに身長は子供だし、前々からフィオナの説教などで自分まだ子供なんですぅ、とか言ってのらりくらりと言い訳していたが。
それを逆手に取られてエイミーは真っ赤になる。
というか、子供というわれてカチンときた。
「それをいうフィオナだって、人族換算だったら、十歳にも満たないですよねぇ? ああ、いけないんだ、いけないんだ。子供なのにお酒を飲むなんて!」
「はぁ。ハーフエルフの身体的成長は人族と同じって知ってるよね。そのあと百六十年近くは全く老いないだけで」
「け、けど、何で私だけお酒じゃないんですぅ!? 私だって立派な十五歳の成人ですよぉ!」
「……お二人さん。試合が始まるんやし、ほかの人たちにも迷惑や」
つかみ合いに発展しそうな二人をモニカは、呆れた表情で抑える。
ここ最近は、フィオナもだいぶ打ち解けてきたのかモニカだけでなく、エイミーとも忌憚ない会話をするようになってきた。
だからこそ、こんなじゃれあいがあるのだが。
「せっかく、商会の仕事ホッポリだして休み取ったんや。飲めや食えや息抜きをしたいんや」
「……すまいないですぅ。ジュースで我慢するですぅ」
だが、ここ最近は、多くの表立った仕事は副会長に任せているとはいえ、モニカも商会の仕事に忙殺されていた。
というのも、出だしこそ上手くいったのだが、妨害が入ったため、その対処に追われているのだ。
まぁ、その妨害はもうそろそろ終わりそうなので、最後の気合を入れるためにもこうして息抜きをしているのである。
そんな学生の身で仕事ウーマンであるモニカは、コップに注いだワインを一気に煽った。
そして、酒癖がとても悪くここでお酒を飲めば、モニカの息抜きを邪魔する未来が見えているエイミーは、仕方なく項垂れたのだった。
……たぶんモニカの邪魔だけでなく武闘会自体もぶち壊してしまうかもしれないだろう。
「……はいはい。そういう話はいったん忘れよ! それより、エイミー。本当にアレでよかったの?」
「大丈夫です。絶対に損はしないですよ」
「そうや、それが気になってったんや。どうしてあの優男に――」
モニカは、とある料理屋に手配してもらった油菓子を片手につまみながら、亜麻色の狸尻尾でエイミーの頭を撫でる。
それを見ながら、フィオナはエイミーの隣に座った。
「――それは秘密ですぅ」
「秘密ねぇ? ……まぁエイミーが明らかに損する話を持ってこないのは確かやからな」
「はい、絶対に優勝しますよぉ。そして穴場で大儲け! デュハハハ!」
「はいはい、落ち着いて」
バッと立ち上がったエイミーをフィオナがすかさず抑え込み、とても慣れた手つきで座らせる。
それから、今行われているバトルロイヤルの見て、不思議そうに首を傾げる。
「基礎と身体は確かにできているみたいだけど……なんかパッとしないんだよね」
「大丈夫ですって」
剣で叩いたり叩かれたり、グハァっと騒いだり、ハァッと唸ったりしている男どもを見て、エイミーたちはケラケラと笑う。
賭けたやつを見ることもなく、ちょっと強そうでもしかしたら勝ち残るかもと思う選手を見つけて応援する。
「まぁ、いいかな。大して賭けてないし。……けど、ホント何で女子は出場できないんだろう?」
「ちっぽけなメンツをつぶしてしまうからじゃないですぅ?」
「まぁそれもそうか」
エイミーはもちろんながら、フィオナも意外に強い。
何度か手合わせしたことのあるエイミーだが、その強さは認めている。
ハーフエルフ特有のしなやかな身体を利用した軽業のような戦い方に、百発百中と言わんばかりの弓の腕。
たぶん、二人が武闘会にでたら、ともに闘気法が使えないながらも上位に食い込めるだろう。
「大した自信やな」
「事実ですからねぇ」
「うん、確かに」
二人は、場外に出た者や痛みに耐えられず棄権を申し立てた者と彼我を見比べ、そのように結論を出した。
エイミーには錬魔の森林で色々と魔物の素材集めをお願いしているし、フィオナにはここ最近、護衛を頼んでいる。
そのため、モニカは二人の実力をある程度知っているのだが、それでも自信満々の二人に呆れた表情を見せる。
「せやけど、アンタら闘気法使えんやろ?」
「……勘違いしているようですけど、人間同士の戦いに闘気法はあんまり関係ありませんよぉ」
「うん。魔物ならいざ知らず、闘気法を使える竜人相手でも、問題ないよ」
「そうやのか?」
茶狸族であるモニカだが、戦闘は得意でない。そもそも獣人の身体能力を十全に受け継いでいるとは言い難く、少しだけ耳と鼻がいいくらいだ。
そのため、戦闘はど素人のモニカは二人の言葉に首を傾げる。
「そうですそうです。そもそも、闘気法は恩寵法の一種です。だからこそ、むやみやたらに使っちゃ意味ないんですぅ」
「それに、人の重さや動きって大抵限られてるでしょ。確かに闘気法の中には岩や山を切り裂いたり、地面をたたき割ったりする闘技があったりするけど、人間同士の戦いなら、遠くから不意打ちして終わりだよ」
「……けど。これは決闘やん?」
確かにフィオナのいう通り、人海戦術で押しつぶすか不意打ち、特に毒でも使えば一瞬なのは確かである。
が、これは一応決闘形式なのだ。まぁ一回戦目はバトルロイヤル形式だが。
「けど、闘気法は制限されてますしねぇ」
「それに、闘気法で超人的な身体能力があったとしても、私たちの技術とかけ離れているから、意味ないよ」
「そういうもんやのか」
……そういうものではない。
騎士の強さを表す階級では、闘気法、もしくは肉体強化系の魔術が使えるかが大きな壁になっている。
というか、超人的な身体能力が出せるということはものすごい速度で動けるということである。
その速度で殴れば、それなりのダメージを与えることができるのだ。
それが一般的な常識である。
だが、圧倒的に技術が隔絶している場合は違うのだ。闘牛をいなすことだってできるのだし。
それに。
「しかも、技術以前に身体が全然なってないですしぃ」
「そうそう。筋肉のバランスは悪いし、質も悪い。見た感じ、柔軟性と連動性も足りてないようだし、技術以前の問題だよね。まともなのって、生徒会メンバーと高位の武闘派貴族くらいじゃない。それ以外は全員、闘気法とかただの身体の大きさに怠けてるよ」
「そうです。まぁけど、闘気法を使える人の数は限られてますし、途中まではモニカのいう通り、闘気法の有無で決まるんじゃないですぅ?」
「ふぅん」
貴族はいい血が流れている。
この言い方がいいかどうかは考えものではあるが、それでも武闘派貴族は、元々の身体能力が高いものが多い。魔術系は魔術適性の才能を受け継いでいる。
また、恩寵法の中でも闘気法や破邪法などは、遺伝しやすいため、貴族の子息子女の四分の一くらいは闘気法が使えたりする。
そして、そういう子は大抵仮誓いの時に、闘気法を授かってしまうため、まぁ闘気法の才能制限が緩いのが原因なのだが、結局の所肉体ができていないのだ。
肉体を最も育てる時期に闘気法を育てたりして、肉体の育成が不十分なのだ。
しかも、闘気法が使えるからなまじその不十分さに気が付きにくい。
筋肉が貧弱なのだ。実際のなんでもありの戦争ならともかく、そんなやつに負けることなどない。
「ボンボン相手なら負ける気はしないですぅ」
「まぁボンボン相手に勝ってもうれしくでもないし、誇ることでもないんだけど」
「ふぅん」
そんな二人の自慢話を流し聞きしながら、モニカはチビチビとワインを飲み進める。
一番最初は一気に煽り、二口目からはチビチビと飲むのだ。それがここ最近のモニカのお酒の楽しみである。
そうして、強いのか弱いのかあんまり分からないが、それでも雰囲気だけは楽しい一回戦目が終わり、当然ウィリアムは勝った。
なので、その分の配当金は手に入ったため、モニカはひとまず満足げに自分の尻尾を撫でるのだった。
Φ
「ふぅ」
控室でパンを食べているウィリアムは、お茶を片手に一息ついた。
去年は到達できなかった準々決勝まで勝ち上がったウィリアムは昼食を取っていたのだ。
「……剣と盾とはなんだ?」
だが、それを喜ぶことはなくウィリアムは考え込む。
今日の朝。朝目覚めた際に自室の机に一枚の紙切れがおいてあった。
そこには、
ですぅ、で終わっていることから、それがエイミーからの書置きであると分かったが、どうやって入ってきたのか、この書置きを置いたのか気になるところ。
が、それよりもその書かれている言葉の方が気になったため、それはすっかり頭から抜け落ちてしまっていた。
「……剣は……盾は……」
頭の中には御伽噺が浮かぶ。
――「ああ、姫。我が愛しき姫。この蠍の騎士。あなた様の剣となりましょう。どんな艱難辛苦の壁があらわれようと、我が剣で切り裂いてみせましょう」
それは蠍の紋様を背負った騎士の言葉。
シュヴァリェア王国に伝わる御伽噺に登場する騎士であり、
――「ああ、姫。我が愛しき姫。この蠍の騎士。あなた様の盾となりましょう。どんな理不尽に襲われようと、我が盾で守って見せましょう」
そんな彼は、とあるお姫様に仕えた。そのお姫様はとても不遇な運命にあり、悲運が約束されていた。
だが、その騎士が立ち上がった。彼女が笑える未来を作るために。
――「ああ、姫。我が愛しき姫。この蠍の騎士。命の果てにあなた様の未来を約束いたしましょう。いずれ捨てられる
そして騎士は、自らの命と引き換えに姫を狙う悪神、
騎士とはそういうものたれという教訓の御伽噺。
そういう御伽噺が浮かんだ。
「……自己犠牲だったか」
その御伽噺を寝る前にを何度も何度も母にせがんだ記憶を呼び起こす。
そしてその際必ず母に言われたのだ。御伽噺を否定する言葉を。
決して蠍の騎士になってはいけないと。
自己犠牲の果てに幸せはないと。未来があろうともそれは絶望しかないのだと。
蠍の炎は果てなく全てを、守ろうとしたお姫様までも、燃やし尽くすのだと。
幼いながらにそれが怖かった。
蠍の炎が、身体の隅々まで這い回っている様子をありありと想像してしまい、母の胸に顔を押し当てて、泣いたのを思い出した。
怖くて泣いた。
けれどそのあとの母の温かさが心地よくて、だからこそ何度もせがんだのだが。
――けど、蠍の炎が生まれたらどうすればいいのだ?
けど、浮かんだ疑問を母に伝えたとき、囁くように言われた言葉が今でも心の裡に響ている。
――なら、アナタがその炎を切り裂く剣となりなさい。皆からその炎を守る盾となりなさい。けれど、決して火傷してはいけませんよ。
――だが、切り裂く際も守る際も必ず炎に近づくはずだ。どうやって火傷しないでいれるのだ?
――フフ。簡単です。常に水を浴び続けなさい。
――その水は……
――それは……さぁ。私には私の水がありますが、アナタにはアナタの水があります。けれど……もし、アナタが
そして言われた。
――人に尽くしなさい。けれど、人に尽くされなさい。尽くし尽くされる。求めず望まず自然体でそういう人になりなさい。
「……献身の廻り……か」
ようやく思い出したその言葉が、とてもつかみどころがない。
献身はわかる。ただ、その言葉は自己犠牲を意味する言葉であるのを知っている。自らの利益を求めず尽くし続けるのだと。
――ならば廻りとは。
ウィリアムは、腰に差した片手剣を見た。
その片手剣の銘は“息吹の廻り”。
亡き母の形見であり、片割れ。魔力を注げば元の形状へと修復される魔術武具でもあり、それ以外は大して名剣でも何でもない。
切れ味は普通だし、重さも見た目も硬さも何もかもが普通。ちょっといい鍛冶屋が作った片手剣。
「……そういえば久しぶりにシルト兄さまと会話したな」
昨日と今日。
シュヴァリェア王国からは元騎士団長のオルドルが来賓者として訪れたが、第二王子であるシルト・アオゲ・シュヴァリェアがその護衛という体でお忍びでやってきていた。
なんでも、自分が動くとなるとそれなりに人員を割かなければならず、面倒だとの話だ。
相変わらず王子らしい王子ではないが、けれどウィリアムより王子だろう。
民に慕われ、第一王子と国王からも忠臣として重宝されている。
そんな腹違いの兄。
「あれから……四年か」
あの日。仮誓いにて闘気法を授かった雨の日。
シルトと決闘をして、母のもう一つの形見である円盾、“息吹の起こり”が兄の手に渡った。
その瞬間、何かが切れたようにウィリアムは抜け落ちたが、けれど。
「何故今更」
昨日会った際、兄はとても自分を見て驚いたのだ。
そして次の瞬間、手に携えていた“息吹の起こり”を差し出した。私にはもう必要ない品だからと言って。
結局ウィリアムはそれを受け取ることはなかった。
受け取ってしまえば、抜け落ちた何かが自らの体に這うように迫ってくるのだと思って、そう錯視したがために。
それにこの冷たい気持ちがなくなってしまいそうで。
「……くそ。思考が纏まらん」
ただ、そうこう思い出して考えているうちに昼休憩の時間が終わってしまった。
そしてウィリアムは慌てて残っていたパンを口に押し込み、お茶を飲んだ後。
ケヴィンとの試合に望むのだった。
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