十五話 スレンダー三人組

「隣、大丈夫かな?」

「……いいですよ」

「ええんよ」


 食堂の二階の端。

 人気がないテーブルでガツガツと昼食を食べていたエイミーとモニカに一人の青髪の少女が声を掛けた。

 ……ここ最近になって、エイミーはレヴィアが美味しいご飯を作ってくれた事をきっかけに、美味い食べ物は幸せなのだろうと実感した。

 そのため、今までの小食の反動か、大食漢になっていたりする。

 あと、止まったと思った身長が一ミリ伸びて、とても大喜びであったりするのは内緒である。


「ありがとう」

「どういたしましてや。……やけど大丈夫やのか?」


 モニカは、エイミーの隣に座った目の前の金眼の少女を見た。

 モニカの知識では彼女は男爵令嬢であったはずだ。

 アンタッチャブルであるモス伯爵の養子であるエイミーは別として、普通の貴族がモニカと特段仲良くするのは難しい。


 だが、それでも最近は、モニカがアフェーラル商会長として動くことが多いので、アフェール商会の娘という強さは失われつつある。

 商会は横のつながり在れど、表向きには縦の繋がりを持たないとされているため、表向きには多少親しくしても問題ない。

 けれども、授業内での雑談やクラス内での雑談はまだあるのだが、モニカと深い関わり合いを持とうとする貴族はいない。

 いや、いっぱいいるのだが、互いに互いをけん制しあっている状態である。

 そんな中、男爵令嬢という最も貴族社会の中では立場が弱い彼女が食事の席で一緒に座って大丈夫なのかと聞いたのだ。


「うん、大丈夫だよ。ほら、これがあってね」

「ああ、そういえば一昨日やったか」


 耳が尖っている肌の白い少女は、頭に咲いた小さな白い花を触った。

 名前はフィオナ。彼女の名前と同様の花である。

 そう、彼女はハーフエルフ。蔓と葉、そして花を頭から生やす種族。艶やかな青髪の隙間を蔓が縫い、髪飾りのように可愛らしい白の花が咲いているのである。


「うん? どういうことです?」


 と、モニカはクラスメイトどころか、学年全員、いや学園全員の顔と名前、あとは色々な情報を集め続けていたため知っていたが、エイミーは違う。

 目の前のスレンダーな少女がクラスメイトであること以外は覚えていない。

 今の事業や今後の事業などで必要になる人ならば、積極的に情報を集め続けるのだが、エイミーがこの少女について調べたのは一番最初の時だけ。

 つまり、名前と種族、出身地くらいしか知らないのだ。


「ああ、ごめんね。私はフィオナ・マレ・ラトムス。つい一昨日から、貴族社会を抜けた者だよ」

「……抜けたです?」

「ええっと、君と同じかな。確かモス伯爵の養子も、成人したら、もしくは学生でなくなったら、貴族ではなくなるでしょ」

「まぁ、貴族のままを望んだら、そのまま残るですけど、今は宙ぶらりんです。ああ、なるほど。宙ぶらりんになったんです?」

「うん。とはいっても、正式に宙ぶらりんになったから、殆ど抜けるようなものだけどね」

「へぇ、そうなんですかぁ」

 

 ……エイミーは成長したのだ。

 見ず知らずの人を挑発するような言動を取らなくなったのである。

 ……最近誰かを叩くことによってストレスが発散されているからではない。決して違う。

 稽古と称して、目隠しされたまま叩かれ続けている茶髪の青年がいたとしても、決して違う。


 と、それは置いといて、フィオナはハーフエルフである。両親は違う。

 先祖返りであり、古い貴族ではたまにあることなのだが、これが面倒くさい。

 ハーフエルフやハーフドワーフ家系の貴族であるなら問題はない。ただ、人族や獣人族の貴族にたまたま長命種である彼らが生まれると少しだけ厄介なのだ。

 まぁそれでも家族は優しかったし、周りも良かったからフィオナは楽しく生きていたのだが、学園に入って一変。

 ……一変ってほどでもなかったが、王国中等学園時代から、徐々に変わっていた事が表面化した。

 つまり、感覚が合わなくなってしまったのだ。しかも、色々と貴族的な理念に対して致命的に。

 元々はとある貴族グループに所属していたのだが、寿命による考え方の齟齬やハーフエルフであることによる向こうの考えなどについていけなくなったのである。

 そしてつい先日。

 学園に入る前に万が一の事も考えて、というか十中八九そうなるだろうとは予想していたため、両親と相談して準備していた手続きをしたのである。


 予想していたのに学園に入った理由は……それは王国高等学園に入るには年齢制限があるからである。

 二百年から長くて三百年生きるフィオナにとって、時間というのは一応他の人よりある。

 だが、十五歳から十八歳という限定の時間は、他の人と同様に訪れるのだ。

 なので、年齢制限がある王国高等学園に入学したのである。

 騎士大学や魔術大学はどんな年齢でも性別でも身分でも実力さえあれば入れるので、そっちは後回しにしたのだ。

 ……ここら辺が感覚の違いだったりする。


「よくモニカは知っていたです?」

「アタシは色々と集めっとったからや」

「……それは少しだけ恥ずかしいね」


 フィオナが少しだけ赤みを帯びた頬を掻いた。


「貴族に生まれたんや、抜けようがしょうがないと思うやけど」

「まぁそうだけどさ」

「……それで何のようなんですぅ?」


 エイミーは、鋭い瞳を隣に座っているフィオナに向ける。

 フィオナは苦笑いしながら、頭を下げる。


「本当に申し訳ないのですが、少しだけ利用させていただけないでしょか?」


 そして本当に申し訳なさそうに愚直なまでにそう言ったフィオナに、モニカとエイミーは。


「ええんよ」

「いいですぅ」

「……えっ?」


 お願いした本人が驚くくらいあっけらんと頷いた。

 エイミーは、そんな事で深刻にお願いするなんて優しい人ですねぇ、と思っている。

 モニカは、良い子やな、と亜麻色の狸の尻尾をフリフリと動かしている。


「え、あ、私を君たちの仲に入れてもらって、守ってくれないかって話で、そちらだって都合や迷惑だってかかるだろうし……えっ?」

「分かっておるよ。それくらい問題ないんや」

「そうですそうです。そもそも私たちの悪評にフィオナが加わるけど、大丈夫なんですぅ?」


 しつこいようだが、モニカとの縁は貴族が虎視眈々と狙っている。

 というか、アフェーラル商会にお世話になった貴族もここ一カ月間で多いため、互いに互いを監視しあっている状態だ。

 そこに色々と手続きを踏んで、貴族っぽい何かになったとはいえ、それでも今までの均衡状態をフィオナは崩す。

 そうすれば、フィオナに面倒が行くのだが……

 そもそも、そんな面倒を起こしてまでフィオナがエイミーたちの仲に入るのは、ひとえに貴族からのやっかみを逃れるためである。

 なんちゃって貴族になったため、扱いづらくなったフィオナは元のグループからも、いじめられてはないが、それでも面倒だ。

 授業でも、所在が宙ぶらりんのためペアやグループができていない。


 なら、学園生活を卒業してから宙ぶらりんになれば、上手い具合にいったのではないかと思われるが、それも難しい。

 一応、王国高等学園に在学している学生は全員成人している。

 ただ、平和が長いユーデスク王国では、実質の成人年齢は十八となっており、今は成人への移行期間と捉えられている。

 だからこそ、その移行期間で自分の方針をはっきりとしておかなくてはならない。

 そしてそれは早いほどいい。遅くなればなるほど縛りが強くなるからだ。


 そういう事もあり、フィオナは貴族グループからのやっかみや、ボッチである事による授業や学園生活への支障を解消するために、エイミーたちに声を掛けたのである。

 にしても、もっとうまいやり方があったはずなのに、愚直に……

 

「だ、大丈夫だよ! むしろ、ありがとう!」

「どういたしましてや」

「ん」


 青い髪と金の瞳に恥じないくらい、快活で気持ちの良い子なのだろう。

 フィオナはエイミーとモニカの手を握りぶんぶんと振る。


 そして、エイミーとモニカの仲にフィオナが加わった。

 これが、後に言われる『悪だくみ三人組』になるのだが……


 ……フィオナは一切悪だくみはしていないのだ。

 ただただ、二人の尻拭いと調整役というオカンみたいな存在になっていく。

 ……もちろん、フィオナはそれを知らない。けど、実感する日は、もう一ヶ月もないだろう。



 あ、それと何とは言わないが、『ないもの三人組』とも言われる……とかそうでないとか……いや、たぶんそんな事は言われないだろう。



 Φ



 そしてフィオナはエイミーたちのグループに入ったのだが、昼食後の講義で少しだけ驚く。


「え。舞踏会にでないの!?」

「そうやけど」

「そもそも、踊れないですし」


 約三週間後にある『ブトウ祭』

 一日で行われる行事で、朝から夕方までは、男子が中心に行う武闘会。そして夜に行われるのが舞踏会である。

 その舞踏会は、ユーデスク王国の女子たちの憧れの行事である。

 婚約者と、恋人と、想い人と、ダンスをするのだ。

 しかもこれは女子だけでなく、男子も注目の行事だ。というか、武闘会は、このためにあると言っていい。

 武闘会で名を上げた者は、想い人を誘い一夜限りのダンスをする……てきな感じである。

 特に優勝者と準優勝者のお誘いは絶対で、殆どの者は断らない。というか、伝統的にも断れないのが内実だ。

 そうして、恋仲になったり、婚約を結んだ者もいるし、特に六年前はとても華々しく、とある侯爵令嬢に想いを寄せていた騎士の家の者が、武闘会で優勝し、そしてダンスを踊った。

 そして二人は大きな身分差がありながらも結婚して、今も国内でも有数のおしどり夫婦として有名である。


 ……因みに、おしどりはたった五か月ほどしか夫婦生活が続かず、直ぐに乗り換えをするのだが……

 まぁそれを突っ込むのは無粋である。


 貴族社会から離れるとはいえ、フィオナは女子である。

 ……法律上は成人しているが、女子なのだ。突っ込みはないし、突っ込んだら殴る。

 なので、そういうお伽噺的な恋愛物語は大好物であり、もしかしたら自分も……と思うのは、しょうがないだろう。

 実際そういうのがないとは知っているし、将来貴族でなくなる女を欲しがる奴なんかいないだろう、とは思っている。

 が、妄想してしまうのはしかたない。


「へぇ。エイミーって踊れないんだ」

「そうですそうです。そもそも踊りを習ったこともないので」

「じゃあ教えよっか? 一応、学園生活が上手く言った場合は貴族として居続けるつもりだったし、一通りはできるよ?」

「いや、いいです。面倒な場所には出たくないんです」

「そうやな」

「……ぇ」


 器用に刺繍しながら、面倒そうに手を振るエイミー。

 モニカもこれまた器用によそ見をしながら、というか書類とずっとにらめっこしながら狼の刺繍をしている。

 そんな二人の様子にではなく、その二人の言葉にフィオナは驚いた。


「いやいやいや、二人とも面倒事引き起こしてるじゃん! 面倒な場所に土足で踏み入れてるじゃん! エイミーだって初日にオリアナ様に絡まれたり、そもそもアフェーラル商会を立ち上げたり!」


 グループごとに机をかこっているため、直ぐ近くに人はいないが、それでも小声で驚くフィオナに、エイミーたちはうぇっていう反応をする。

 が、フィオナはそれを分かっていて無視する。

 周りに聞こえない感じに小声で叫ぶ。


「っというか、エイミーは兎も角モニカは何でいかないのさ! 人との繋がりは作った方がいんでしょ!? 舞踏会って学園全員が集まるし、多少お酒を飲むから、縁作りに必死になる下級貴族だって多いんだよ!」

「……ユーデスク王国の貴族との縁はもういらんのや。というか、これ以上作りすぎるとアタシらが動きにくくなってしまってたまらん。それより、魔術大学と騎士大学にいる他国の貴族たちの方やな」


 アフェーラル商会は、ユーデスク王国で活動するわけではない。

 ある理念をもとに作り出された商会なのだが、それはユーデスク王国内だけで活動する事を求めるわけではない。

 むしろ、南大陸だけでなく北大陸全土に対して活動するのが最終的な目標だ。

 そして、今もユーデスク王国と聖国、東諸国連邦にも既に伝手を作り、事業の準備を着々と進んでいる。

 まぁ今やっている殆どが準備であり、回収できるのは最低でも三、四年後になるのだが、それでも別の事業で食いつないでいるし、エイミーの投資が一応あるからこそ、できているのである。

 

「へぇー。そんなんだ。……あ、でもじゃあ二人とも武闘会の賭けはしないんだ」

「ん? するけど」

「アタシもそうやけど」


 納得顔で頷いたフィオナに、エイミーとモニカは首を傾げる。

 そしてフィオナはそれに首を傾げる。


「え?」

「うん?」

「ぬ?」


 三人が顔を見合わせる。

 特にフィオナは先ほどまで動かしていた手を止めてしまった。


「……あれ? 二人とも舞踏会にでないんでよね?」

「うん」

「せや」

「じゃあ、どうやって賭けの配当を受け取るの?」


 フィオナが何を言っているのか理解できない――いや、理解したくないモニカは頬をポリポリと掻きながらいう。

 エイミーはマジかーと項垂れている。


「……そりゃあ賭けやし、武闘会のその時その時に……」

「うん、違うよ。事前に誰にどれだけ賭けるかを申請して、生徒会と公正取引委員会が管理するんだよ」

「そな、勝ち上がりやし――」

「――やっぱちゃんと調べてないんだ。まぁ落ち着いたのがここ最近って、さっき聞いたから分からなくもないけど……」


 そう、エイミーたちは授業が終われば自室に引きこもるか、商会に引きこもり書類作業に追われていた。

 特にモニカは書類作業に加え、自分の部下を各貴族への使者へとするために、手続きやら指導を行っていたし、魔術大学や騎士大学の研究生や教授たちとも密に会っていた。

 それに既に各地にて準備も始まっているため、その監督役の選定や資金の配分、着工や進行状況の確認など、一応自分が居なくても回せるように自分以上の腕を持つ部下に任せているが、それでも忙しかった。

 ……というか、一応学園都市に来る前から準備していたとはいえ、設立一ヶ月ちょっとでここまでする彼女たちは確実に頭がおかしい。

 そのため、まぁ学園ごときがやる賭けだし、そこまで調べなくても大丈夫だろう、ってか調べる時間ないし! と思っていたのだ。

 それに気が付いたフィオナは、いったんあたりを見回して講師がこっちに注目していないのを確認してから話し出す。


「確か昨日から武闘会への出場申請が始まって、大体に一週間後に決定するんだよ。そのあと、トーナメントが学園内中に出されて、それを見て、誰に何試合分、どれだけ賭けるかを決めるんだよ」

「賭ける対象は一人だけですぅ?」

「うん。それと勝ち上がりだから、一回戦目は問題ないけど、二回戦目も賭けたのに賭けた対象が二回戦目にいけなかった場合、その試合に賭けたお金は戻ってこないんだよ。あと、一回戦目はバトルロイヤル形式だね」

「……つまり、賭ける対象は一人だけ。そしてその対象の各回戦ごとにお金を賭けるってことや? それで例えば、二回戦目に賭けたのに、もし対象が二回戦目に行かなかったら、掛け金は没収っていう事や?」

「そうだよ。だから、みんな同じ対象ばかり賭けるんだよね。特に二試合目以降も賭ける人は特に。強くないと残らないから」


 ……こんな事にしているのは、賭けでお金を稼がせるためではなく、お金の扱いをある程度学んでもらうのが理由である。

 あと、将来貴族社会の者として生きるだろうし、金に対してのある程度の自己防衛を持ってもらうためである。

 ということで、賭ける金額を少なくさせたり、そして損させず、また配当金を少なくさせたりする。

 一試合目は、弱い人と強い人が戦ったとして、弱い人に賭けられている金額が少ないから、勝っても配当金は少ない。

 また、みんなリスクが怖いから、強い人に賭け、そしてけれど失敗するのが怖いので準決勝や決勝などに近づけば近づくほど、それでも賭ける金額は少なくなる。

 そのため、その対象に賭けられた金額自体は大きいが、人数も多いため、強い人同士で戦ったとしても高い配当金を得られないのだ。

 一人勝ちなどはできないのである。


 ……よほどの番狂わせがない限り。


「まぁけど、準決勝とか決勝に行く人って大体決まっててさ。今年もオスカー様は決勝まで行くはずなんだよね。聞いた話では私たちの学年にそんな強い人いないし、結果は去年に近くなると思うよ。だから配当金は全くもらえないね」

「へー、そんなんですか。因みに口ぶりから去年の結果を知ってるです?」

「うん、去年はオスカー様が優勝で、準優勝はケヴィン様だったよ。三位四位は、カリディア子爵のところと、あとは軍務部のブルートラ侯爵のところだったけ。それと……」

「ウィリアムどうなんですぅ? あの東諸国連邦の王子は」

「ッ。え、エイミー。敬称付けなきゃ!」


 バッと周りを見回したフィオナは、聞かれてなかったのが分かり胸を撫でおろしたあと、エイミーの肩を掴んだ。

 モニカは、もうどうにでもなれぇ!って感じに刺繍をしている。


「……分かったです。それでどうなんですぅ?」

「……えっと確か、十六位かそこらだったような……」

「ふぅん」


 ――予想通りというべきか、随分と弱いですねぇ。強い方だと言っていたくせに見栄をはりましたかねぇ。

 納得いった感じに頷きながら、しかしエイミーはニヤリと悪い顔になる。

 それに目聡く気が付いたのはやはりモニカである。どうにでもなれぇといった雰囲気が嘘だったようにエイミーに顔を近づける。


「何か悪い事考えてそうやな?」

「さぁ?」

「というか、あの優男の名前が何で急に出てきたんや?」

「……さぁ?」

「ふぅん」

「ええっと、二人とも何を話している――」


 エイミーとモニカがコソコソと話していたため、それが気になりフィオナは興味津々に顔を突っ込む。

 かと思われた瞬間。


「――先ほどから貴方たち! 何を話しているのですか!?」


 いつの間にか、少しだけキツイ感じのおばさまがエイミーたちの背後に立っていた。

 ゴゴゴゴゴゴゴっと音が聞こえそうなほどに恐ろしい雰囲気を伴って。

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